現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

山口村越県合併まだ判断できない知事

山口村関連・申請判断を越年
 知事と議長・総務委員長との会談が終わった。副議長と私も立会いをさせていただいた。結論から言うと年内の申請は無いとの結論のようである。ただ新年早々には決断はされるようであるが、良識ある判断を期待したいものである。会談をお聞きしていて疑問に思ったことは、なぜ知事が今になり総務省の見解を気になさるのか。なぜ県民でありながら引き裂かれていかれる人々の、(合併に反対の人たちの)ケアはどうするのかを議会に今問うのか、不思議でならない。ちょうど本会議での委員長報告の後の質疑で、I 議員が合併後の長野県をどうするか、ということと通じる点があると思う。
  総務省見解については当然のことながら、議案を提出する義務がある理事者側で、見解を事前に知りうるべき事務的手続きそのものであると思う。自らが職務を放棄したうえ職員の職務事務まで拘束し、議会にその調査を求めさせた知事が、自ら知りえている内容を今更議会に確認しようとは甚だおかしいことだ。第一本日の会談は知事が求められて議長等をお呼びになったのではないのか。ご自分に課せられた「申請」という義務を、いつどのように果たすのか、その判断をお伝えすれば済むことではないのか。いたずらに引き伸ばすつもりは無いとの事であるが、加藤村長も言われていたが不安の中で新年を迎えるのでなく、「村民の苦しい胸の内を年内に解消してほしい」との気持ちは当然のことであろう。
 
 長野県としてのケアをどうするのか。長野県はどうなるのか。これらの問いは非常に愚問だ。山口村の越県合併について調査及び議論する場合は、当然ながらそれら(ケアなど)を含め議論がされてきているはずだ。新しい新市計画の中にはハード事業ばかりではない、そのような新しい市民の心のケアも当然含まれ、真摯に 受け止められている。岐阜県のことは岐阜県にお任せするしかない。新中津川市のことは新中津川市、地域のことはそこに住む地域の皆さんにお任せするしかない。長野県のことは当然長野県知事がお考えになることだ。長野県議会はその施策(ケアも含む)に対し良否の検証をし、車の両輪のごとく議会でできる可能な限りのサポートをすることである。そのことを少なくとも長野県議会議員の大多数は認識されてこの問題に取り組まれているのだ。委員会審査においても各委員はその認識の上に立ち、山口村の越県合併について議論がなされてきたのだ。その結果が委員会の応えであり、本会議での結果であろう。県議会もただ勝手に行くものは行きなさいという考え方ではない。そのことを問う前にご自分の長野県知事としての義務を果たすべきではないか。問題をこじらせ住民間を険悪にしている知事の優柔不断で、いたずらに決断を延ばしていることを止めることこそが、住民のケアにつながることであることを知るべきだ。あまりにも知事として天邪鬼の考え方ではなく、県民を思う真っ当な知事として目を覚ますべきだ。相手の話の揚げ足ばかりを取って屁理屈をいっている人だと思えたのは、私だけではなかったと思う。

議会の進言を無視し、新潟へ
 
 26日は予告どおり知事は新潟県へ県民の浄財である義援金を、長野県産の物産・物資に買い換えて知事自らが山古志村等へ配布しに行った。総務委員会でもあれだけ時間を割いて物資でなく義援金で送るべきだ。と言ってきたが一向に聞く耳を持たず、県民から頂いた物資も送るべきときに送らず、まだ滞っているというのに無理やり実施してしまう。県議会の議論や決議を無視しての行為は全く腹立たしいことだ。しかも新潟の被災地では全国から送られた支援物資を、被災住民に行き渡ったためちょうどその日にチャリテーバザーをし、被災者が望んでいる現金に換えて被災者に配布したいと報道されていた。長野県は何とちぐはぐな無駄なことをしているのだろう。恥ずかしくないのか。物資を仮に持っていくだけであるならば、知事がわざわざご自分が行かなくてもすむ問題だ。何を被災者のためにしようとしているのか。今被災者にしなければならないことは何か。その分別も分からなくなっているのか。東京から新潟へ飛行機でいかれたそうだが、その費用はどうなっているのだろうか。まさか、県が負担しているのではないだろうね。一日だけで本当に3300戸も配布できたのか。一年のまとめをする御用納めの直前に、さもなくとも多忙な県職員を自主的ボランテアとしながらも、知事の命令で強制的に行かせる手法は、自分だけを目立たさせる独裁者のやり方そのものではないか。確かに災害直後の知事が示された指示は(行動はともかく)、過去の経験からのことであるので評価はできたが、この時にきてからの一連の指示と行動は全くナンセンスだ。いい加減に県民やその代表の議会、そして職員の声を真摯に受け止めるべきではないか。そして本当に山口村や長野県の施策を考え、いつまでも県民や当事者を弄ぶのでなく、良識ある判断を下すべきときであると思う。課題を年越しにすることも良いこともあるが、通常は解決させて年越ししようとするのが、常識ある為政者・人間の考えではないだろうか。