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田中知事が山口村越県合併を、総務省に申請へ

 「田中知事が総務省に申請をした」。午後4時仲間の清水保幸県議から一報が入った。心配していたが、まずは良かった、と安堵した気持ちでいっぱいだ。山口村の皆さん中津川市ほか恵北6町村の皆さんにとって、ようやく新年を迎えられた心地でありましょう。粘り強い議会での議論と知事への要請、苦汁の選択ではあったが議員提出により越県合併関連議案を議決、知事に総務省に申請を強く要請等など、勇気ある長野県議会の判断は間違っていなかった。ともかく田中知事が『県議会における議決を厳粛に受け止め、山口村の越県合併申請を行うことを決意した。』とした決断は評価しておきたい。
 ただ、田中知事の記者会見の際配布した資料を見て、苦渋された気持ちの一端は見えるが、あくまでも田中康夫個人のイデオロギーだけで、素直に評価というわけにはならない。また必要としてきた「ケア」については、「山口村民の方々からのご相談に対しては、誠意を持って個別対応させていただきます。」としているが具体的に方針を示していない。何のためにここまで引き伸ばして来たのか、少数の山口村民や県民に対する配慮は分かるが、大多数の山口村民や県民に対しての配慮はどうされるのか。9月県議会で議案提出していれば、無駄な議論や無駄な費用をかけないで済んだことはどうされるのか。田中知事は県民にも理解されようとする折角決断したにもかかわらず、自ら混乱を起こさせた問題の謝罪の無いことが誠に残念だ。やはり壊すことはできても、異論ある問題を纏め上げ、新しくつくり上げる事はできないようだ。ただ、いたずらに引き伸ばした結果、山口村村民の合併賛成反対の両者に、36年前を繰り返したくないとしていたにもかかわらず、必要以上に「しこり」を残しかねない運動に発展させてしまい、心に傷を負わせた責任は大きい。あれだけ熟慮に熟慮を重ね、葛藤を繰り返した知事は、このこともしっかり熟慮と葛藤をし、山口村村民のみならず長野県民に対し、長野県知事としての責任も考え答えを出すべきであろう。
 ともかく申請するとした決断だけを評価しておきたい。あとは事務方レベルでの申請事務を迅速に処理をし、予定された 2月13日の合併に間に合わせていただきたいものだ。そして一日も早く17年度長野県の予算編成をまとめていただきたいものだ。