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閉ざされた田中県政にメスを入れた、情報公開問題集中審議

 14日の総務警察委員会は、情報公開問題関連事項についての集中審議が行われました。私なりに今回の問題について整理してみた。
問題の焦点
1 県下水道公社の発注業務である入札を、知事後援会幹部が県内業者を優先するよう、入札方式の変更を県担当職員に働きかけたこと。また、田中知事がこの働きかけに関与していたか否か。
2 「働きかけ文書」に対し情報公開請求を受けた県が、当初「不存在」と回答したが、その後公文書として存在していた。これら「働きかけ文書」の一連の過程で、知事が文書を抹消するよう指示をしたとすること。
3 知事が情報公開請求書(請求者の名前等が掲載されている)の写しを、県情報公開課から(2003年7月ころから)受け取っていたこと。
4 知事が知事部局以外の実施機関からも情報公開請求書を、知事に提出させていたこと。

これらの問題点について現体制の職員にいろいろ質問したが、十分な回答は得られなかった。特に当時の下水道課長が課員との話し合いの内容を、知事にメールを送ったとの報道発表の内容等の状況を、現体制の課長は応えられなかった。更にそのメールが無いとの応えに、委員は当時(2003年)の職員から事情を聞くしかないとの結論に達した。急遽午後当時の経営戦略局参事の岡部氏、下水道課長の田附氏を参考人として出席を求めたのである。

私も開かれた県政、何も包み隠さず情報公開をすると、県民に訴え再選された田中知事の県政運営の根幹である問題を、根本から覆す内容であること。情報公開請求書の写しを知事が全て受け取っていたことや、知事部局以外からも情報公開請求書を知事に提出させていたこと。それらの全ての元となっている「働きかけ文書」であるか否か、それらに知事が深く関与していたこと。その経過を明らかにすることが前提であるという観点から、報道された一連の問題を県民に対しても明らかにしていくことが、県議会の大切な使命であるという考えの下で、岡部参考人や田附参考人に質問をした。 

質問のやり取りや参考人の話されたことは、本日のテレビ各社の報道及び明日の新聞等の記事でご覧いただきたい。「私的メモ」も「知事から転送されたメール」も現存していたことだけは強調しておきたい。ただ、岡部参考人の言葉の中で「職員は公開請求があっても知事は理解してくれると信じていた」、しかし田中知事はその職員より自分のお友達を(後援会幹部)優先したことが明白となり、なんとも言えない自分中心の知事の現実と、県民向けの顔と実態は全く違うことが改めて分かった。

  岡部参考人の勇気あるお答えによって、田中知事の後援会幹部が「下水道にかかわる入札制度に対する働きかけ」が事実あったと伺えたこと。田中知事がこれらの問題について強く関与していたこと。知事が公文書の揉み消しを自ら指示していたことが判明したこと。などなどが本日の質疑応答の中で明らかになったことは大きな成果であったと思う。まだまだ他の委員からも新たな事実に基づいた質問が出され、理事者側は応えに窮していた。それらを含めて17日に再度集中審議を行うこととした。
ただ、かねてから理事者側に古田議長から「公開請求書を情報公開課から知事へ提出するようになった経緯及び問題点について」調査要請をしていたが、本日理事者側(総務部長名)から回答があった。その内容を見れば単に知事を擁護している内容に徹していた。全く情報公開ということが理解されていない内容であった。この状況では今後の委員会でもどこまで真相が究明できるか疑問でもある。しかし本日の成果はきっと良識ある職員が、今後も続いてくれるものと信じたいと思っている。