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情報公開問題にかかわる、6日間の集中審議を終了

 9日総務委員会では情報公開問題等集中審議を、一般質問終了後6回目の審議を行った。会議に先立ち前回の調査結果の不備を検証し、再調査を求めていた事案について再調査報告がされた。定例会に入り一般質問・委員会等の問答集など多忙の中、精力的に再調査が実施されたことは認められた。しかし、総務委員会から何を求められ、何を明らかにしなければならないのかが、全く理解されていなかった。例を2~3挙げてみれば次のとおりである。

1 知事後援会幹部が経営戦略局に何回も訪れ、局職員や下水道職員と意見交換会「下水道問題打ち合わせ会議」を経営戦略局応接室で開催されていた。その幹部のかかわり方等に問題があるのに、その会議の招集者や連絡した者が誰であるかが特定できないとされている。公文書ともなっている書類に会議の場所、参加者名、打ち合わせないよう記録等が克明に記載されていながら、連絡した者等が分からないという。
2 2種類の文書が確認されているのに、誰が知事に文書を渡し、どちらの文書がどのように扱われたのか。すでに田附元下水道課長から知事にメールが送られ、その扱いの指示を請うた結果「不存在」となっているのに、その経過ですら明らかにできていない。
3 再調査結果の報告書も、調査対象者の発言が正確に記載されていない。「どの文書か分からないが、ファイルに綴った」と私に説明した。と記載されているが、『4種類の文書をファイルしたが、同じところへ綴ったかは覚えていない。』
『綴ってある文書は、岡部参考人が提示した文書を見ているが、2種類の文書の存在は知らなかった。そこまで注意して確認していないが、違えば気がつくと思う』と『 』は私が直接聞き取りした内容である。「 」は今回調査報告書に記載されている内容である。

もう一人の職員の調査内容は、「文書乙(岡部参考人が提示した文書)のコピーは所持しておらず、自分のファイルに綴ったことはない。」と私に説明した。と記載されている。これも、『田附課長が管理に渡したファイルに入っているのは見た。それは復命書が2つと、岡部参考人が提出した文書と、下水道打ち合わせ会議文書の4通である。公社幹部と課内で話し合いは結構やっていたが、その折にも県が提出した文書は見かけた記憶はない。』と、はっきり私に話してくれた。
『 』と「 」の内容をよく読み比べてください。同じようでもニュアンスは全く異なったものとなってしまいます。何故か、この調査は何のために行っているかわからないからだ。調査の対象者に関係する知事に調査内容を報告して、判断してもらったとのことである。知事の後援会幹部がかかわっている問題だけに、知事に報告し判断してもらうこと自体が不見識であろう。当然相談された知事は自分に都合の悪い箇所は、修正し無難な報告書とするよう指示することとなるのが当然かと思われる。万事がこのようでは真実を解明するには至らない。

総務委員会では知事の委員会出席を求め、委員長が代表で質問をしたが、あらかじめ予想したとおり、はぐらかしの答弁に終始した。総務委員会としては明日から17年度予算審議に入るため、集中審議はここまでが限度とし、審議経過を議長に報告することとした。大方の委員はここまでの審議で全てを終了とするものとせず、情報公開請求等に基づき公開された文書、電磁記録や電子メール等の運用解釈、知事後援会の会計処理問題、住民基本台帳ネットワークシステムの進入実験について、等々疑惑・疑義の解明に向けて、更なる審査が必要と考えている。定例会開会中に一定の方向を見出し、議会としての判断を示す必要があろう。私としては審議の過程を尊重し、出席いただいた参考人の勇気ある発言を無駄にするべきでないと考えている。今は特に冷静に考え行動をするときであろう。