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‘広報ながのけん‘の検閲者は田中知事ではないか

 26日に掲載された「広報ながのけん」を見る限り、先の定例会において総務委員会で資料請求したが、このようなゲラは出来ていなくとも 企画構想は提出してもなんら問題はなかったと思う。それを拒み続け、挙句の果てに『検閲』と言う言葉を経営選略局長が、発言すること自体が不見識である。確かに知事がトップに掲げている挨拶は、議会を非難している内容で好ましいと思わないが、掲載内容そのものは長野県知事としての資質は問われるであろう。しかし事前に見ても訂正を求めるものでもない。「県議会から 待った! がかかった事業」、これも県側としては触れたい問題であろう。議会としても想定されたことである。
 
知事の挨拶の下に掲載されていた「長野県の実力際立つ !」~改革の成果を数字が証明~は いただけない。
*住民一人当たり借金残高の減1位。 これは単に数字のマジックを利用しただけで、全体のバランスと中身を知らない人はうなずくであろうが、大きな間違いがある。
*情報公開度3位。 なんと白々しいことであろう。今回の情報公開度アップは、議会における政務調査費の全て領収書添付など、議会の大幅なアップに助けられていることを知らせるべきであろう。むしろ今回の「知事の後援会幹部の働きかけに関わる情報公開問題」による、一連の総務委員会や代表質問、一般質問などで、ほとんど答弁できない不透明県政を世間にさらけ出したばかりである。その事実はどう説明されるのであろう。
*知事報酬、少ない方から1位。 自分の監督不行き届きから、自らが報酬を引き下げざるを得なかったことの結果ではないのか。
などなど、県政改革の成果が目に見えて現れています。などとウソ偽りは広報で知らせる内容ではないだろう。いかにも田中知事らしい挑戦的な発想を持った広報づくりである。信州コールセンターチームで正確な情報を、公正公平に伝えようと企画しても、田中知事によって大幅に変更を余儀なくされてしまう。これこそ知事による大検閲であろう。いづれにしても県議会としても、「待った」をかけた理由を県民にしっかりと知らせるべきである。近々県会有志会派によって説明させて頂くことになろう。
 
25日に発表予定の県職員の異動内示が、知事の都合で28日に延期となっている。何と県職員や家族のことを気づかいできない、自分勝手なわがままな行動であろう。徹夜をかけてまでも知事の要望に、苦慮しながら人事異動を真剣に手がけてきた、人事担当者にどう説明できるのか。自らの発表が恐ろしいくらいサプライズなのか。人の心をもてあそぶことを生きがいとしているかのような知事には、それらの生身の人間の切ない生き様の心を知りえないだろう。だから自らの職務を放棄して、長野県から逃避している。それでもガバナーと言えるのか。任期付職員についても、今回の異動は組織や雇用について、法も条例も完全無視である。異動そのものがイレギュラーだ。高度な専門的知識を求めて雇用したはずなのに、なぜ異動しなければならないのか。しかも研修派遣とは言語道断だ。
 
知事は事あるごとに議会を敵対視した発言を繰り返しているが、本当に県民のための県民益となる県政を、進めようと思っているのだろうかと疑わざるを得ない。私どもは決して野党的会派といわれたくない。誰も県民のために汗を流そうと思っている。良いものは良い、悪いものは悪いといっているだけである。よいと思われる施策が少ないから、知事に反対と思われがちであるのは事実である。ただ、なんでも知事のやろうとしていることが正しいと、一部の間違った考え方を持っている議員がいることは残念である。その議員に対比してみると野党となるのかもしれない。いずれにしてもガバナーである知事は自分を表に出すのでなく、政策を表に出すべきだ。そのためには知事の思うがままに動く一握りの県職員を、周りに置き満足しているのでなく《逆に安心しているのかもしれない》、辛らつなことも進言してくれる県職員を大切にするべきであろう。そして県職員の使い捨て的な、恣意的なお好み人事は即刻止めるべきであろう。その意味でも最後のフル年度としての人事異動は見ものである。県民を向いたものか、自分を擁護するだけのものか、しっかり検証させて頂こうと思っている。