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改めて厳しさを感じた 下伊那地方の現調

 今日は飯田建設事務所・下伊那地方事務所管内の現地調査をした。1市3町14村の17市町村から、大変多くの陳情を受けた。その後6箇所の現地を調査したが、陳情された各町村長さんの切実な願いが良く理解できた。と言うより即事業化し要望を実現してやりたいと思ったが、現場は難工事が予想される箇所のみで、気が遠くなる思いもした。
 それにしても1000人未満の町村も多く、今後自治体運営がやっていかれるだろうかと不安が先にたった。合併ができないのだろうか。車中で見る限りはそれぞれの町村とも全く町村境がつながっていない。難しい地域事情を含まれていることも伺えた。こういう地域こそ「広域連合」など地域ぐるみでの連携が特に必要であると感じた。
 
 ここでもガードレールについて車中で委員長が訊ねたが、ガードレールを必要とされる箇所は16kmもあり、毎年1~2km程度を予算要望しているが、ここ2年ほど予算がついていないという。木製ガードレールも決して全てを否定するものではないが、急峻で危険箇所も多い地域だけにその必要性は高い。新しく設置されているガードレールをはずしてまで木製ガードレールを設置するという、誰が見てもムリな計画は考え直し、まず地域の要望をかなえてやることもトップの大事な姿勢であろう。南信の道路も狭隘で現調のバスが道路ぎりぎりで走る情況であり、もし大型車が来れば何キロもお互いがバックしなければならなくなる道路であった。予算の使い方の大切さや、配分の重要性も考えさせられた現地調査であった。それにしても道路改良も非常に困難をきたす箇所ばかりであった。
 
 この5月に落石によって死亡事故がおきた、「主要地方道松川インター大鹿線」の現場も現地調査をした。路線全体といっていいくらい、どこの場所でいつ落石があっても不思議でないような路線であった。正直、現場に来るまで林道のように車の往来も少ないと思っていたが、車の往来数の多いのに驚いた。確かにのり面にはコンクリートの吹きつけ後、防護ネットもしっかり施されていた。道路管理者としても万全であったと思われるが、管理道路上での落石は責任を免れないとの事であった。では、どこまでが責任範囲かと訊ねたら、道路面から何メートル上までという基準は無いとのことである。事故にあった方にはご冥福を祈るしかないが、気の毒ながら本当に不幸としかいえないような情況であった。今後のためにも事故現場付近はトンネル化の計画もあるそうであるが、早急に結論を出し安全で安心して通行できる道路が必要であろうと感じた。
 本日の調査した走行距離は250キロメートルを超えていた。下伊那地方の面積の広大さと複雑な地形がお分かりいただけると思う。

 明日は上伊那郡・伊那市方面の現地調査となっている。
(伊那市・ホテルセンピアにて)