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役割の重要性を感じた現地機関


 中信地区現地調査の2日目は、松本・安曇地区を調査した。特に7月1日に土砂崩落し、通行止めとなった国道58号【松本氏安曇・うすゆき橋下】の復旧箇所を調査した。すでに復旧され上高地や白骨温泉・乗鞍温泉など、県下でも有数な観光地のシーズンに間に合わせたことは見事としかいえない。その努力と苦労は大変なものがあったと思われる。復旧後の現況を見る限り、難工事の上日夜にわたっての工事は、想像を絶するものがある。仕上がりは良くできていた。大型観光バスや事業用と思われる車両やマイカーが通り過ぎるのを見て感動した。

 どなたかが、「この災害復旧は担当事務所が大きかったことも、組織的に早く対応できた要因であったのではないか」 と何気なく言っていた。まさにそのことは的確な指摘であったといえよう。今盛んに組織再編が行なわれようとしているが、組織をまとめ大きくすることもよいが、現地の情況を的確に把握してしっかりした現地機関としての組織を確立しなければならないと思う。
 
 道路整備・河川整備・砂防整備など全て広い長野県では、地域によってその対応が大きく異なるものである。全県一律で同じ感覚で現地機関を考えた再編は、将来に大きな危険をもたらすことになる。思いつきな命令によって、ただ命令だから行わなければならないということでなく、地域住民の福祉向上に、安心安全な生活を営めることができるようサポートしようと、崇高な使命感を持って県職員となられた皆さんは、あらゆる角度から眺め、将来に禍根を残さないよう的確な判断を示すことが懸命ではないか。その上で現地機関及び市町村と十分な協議を重ね、再び元に戻すような組織再編は避けるべきであろう。

 県下各地の現地調査を全て終了し、それぞれの現地機関の取り組みと姿勢を見てきた。改善を求めるべき課題もあるが、役割の重大さと必要性を強く感じた。やらなければならないこと、やるべきことを含め、各地区でほとんどの市町村から沢山の未整備箇所の陳情を受けた。財政との絡みもあるが計画を途中で中止するなど、まず地域の皆さんやそれを守っている現地機関の皆さんとの話し合いができていないことを痛感した。この現地調査の体験を今後の委員会を通して質していきたい。