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専門知識をもつ職員を信じられない知事

 28日、一般質問2日目6人の議員が質問に立った。やはり昨日と同様に、組織再編問題、高校改革プラン、コモンズ支援金、知事の政治姿勢などに質問が集中した。議員の質問に対し答弁は相変わらずかみ合わない。かみ合わないと言うより、もともと知事をはじめ理事者側(経選局長)はかみ合わそうとする意思がない。それでも他の理事者は何とかつじつまをあわそうと、必死に努力しようとしている姿はうかがえる。ある面では責任を取れないトップに合わせなければならない「哀れさ」が感じ取れる。

 知事の政治姿勢を問う質問の中で、知事は①「自立的判断し、行動することはつらいことだ。」②「お任せ民主主義で良いとするならば、以前の県政に戻ることだ。それでよろしいのですか。」などと答弁していた。ここでも知事は聞く耳を持たず、ただひたすら自分の考え方が正しいのみだと主張している。これでは議会と県は車の両輪とはならないといわれても、自らが勝手にハンドルを切りすぎているだけではないのか。①については知事自身その判断が間違っていることに気がついていない。そして間違った判断で行動しているからこそ、摩擦が起きているのだ。②についても同じだ。県民の皆さんも、議会議員も職員も、決して以前の県政に100パーセント戻ることは望んでいないし、戻らせないだろう。その事に気がついていない知事こそ時代錯誤も甚だしい。むしろ県民の皆さんは田中知事にこれ以上お任せしたら、本当に長野県を壊されてしまうと、気がつかれたのだ。だから支持率が下がったことすら分からず変にいきまいていることが常人の姿ではない。

 産廃問題でのやり取りで、本城村の産廃施設を見に行き判断したいと答弁していた。トップが現場を見ることは大事なことである。その姿勢は評価してもよい。しかし、すでに何年も事実を知っていながら放置し、判断を示してこなかった責任は大きい。忙しい知事が日程調整することはこれまた大変なことだ。まして、新党の党首も兼務されている現況ではなおさらである。(知事のことだから無理をしても日程調整するかもしれないが) ただ大事なことは自分が全て現場を見なければ判断ができないということは、自分より専門的知識を持つ部下を信じられないということであり、本来の組織機能は全く働かないことになる。その姿勢が変わらない限りどんなに組織再編をし、ピラミット体制から地域主権体制にするといっても誰が信じられるであろうか。今知事がやっていることこそ典型的な独裁者的ピラミット体制そのものである。

 今日の答弁でも知事と経選局長は大きなイレギュラーを犯していた。すでに質問を終えた議員の質問に対し、他の議員の質問の答弁の際ついでに「先ほどの〇〇議員の☆☆は、これこれ、こうである」と言っている。なんと失礼なことだろう。その議員は反論したくも演壇に立てない。言われっぱなしになってしまう。議員の質問にまともに答えないで、あたかも気がついたように他の議員の質問の際に答えている。それは答えでなく身動きができない幼児に虐待しているようなものだ。人間としての節度も良心も、ひとかけらもない。前の議員の質問の答弁に対し間違いが分かり、自ら訂正を申し出て発言することは許されるが、絶対あってはならないことだ。議会としてもしっかり県側に抗議をし二度と繰り返させないことが必要である。
議場でのイレギュラーなエピソードは限りなくある。胃が痛くなるのも当然のことであろう。時間を作りまたご報告したい。