現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

「長野県をどうする」目標と信念が見られない知事の記者会見


 今年の紅葉は遅れている。私の事務所から見える風景は、いつもなら周囲の山々は紅葉ですばらしい彩を見せてくれる。自然界に大きな変化が見えないところでおきているように思えてならない。何か不気味さも感じ取れる昨今である。自然界(地球)の崩壊に向けての前兆なのだろうか。今地球に住んでいる私たちが知恵を出し合い、一日も早く予測されるマイナス動向をくい止める必要がある。くい止める知恵を人間は持っているし、実践することもできるからである。
 
 先日(21日)の知事記者会見を見させていただいた。地球の崩壊前に長野県が崩壊してしまうのではないかと、背筋に悪寒が走るのを感じた。
何を目標に長野県をどのように目指していくのか。知事自身が考えを持ち合わせていない。「長野県をどうするのか」確固たる目標と信念がない、と受け止められたからである。
 
 「ゼロペース予算」本当の意味を理解して話しをしているのだろうか。報道記者からの質問に対し一つも答えていない。【ゼロペース予算って言うのも、そのモチーフ・イメージの終着点って、かなり見えていると思うけど・・・】と知事はわけの分からないことを言っているだけである。ゼロペース予算そのものは理解できるが、その行使の仕方によっては県民に対しても、市町村にとっても不利益な結果を生むことになる。いろいろな本を読み参考にされることは結構なことであるが、言葉だけが先走り中身がついていけないでは困る。

 財政試算の見通しも明確に答えていない。確かに国の交付税措置の確定はされていないことは誰でもが承知しているところである。しかし、確定されていない中においても行政経験から予測は可能である。5年間も知事を経験されてきていれば、今年の実績から見て来年度はどこに重点を置き、どのような財政計画でいくのかは承知して発表されればよいのではないか。県が本当に努力をしあらゆる情報を駆使した結果にあって数値が違ったり、そのことによって計画を変更せざるを得ない事態になったときは非難されないであろう。むしろ何も分からないまま、ゼロペース予算とか思いつき事業を進めようとすることのほうが非難されるべきであろう。

 更に記者が鋭く質問を繰り返せば 「議会は高校白紙撤回って言って、何も代替案も出さないで言ってるのと同じジャン」と開き直り、その挙句の果ては記者に「逆に提案を・・」である。自信がないのなら最初から言わなければよいのではないか。今は何も考えていません。と応えたほうがすっきりしている。ただ知事としての資質云々の謗りは避けられないことであるが。どちらにしても資質は問われていることは事実である。

 財政試算がすでに決まっているように聞き取れるが、と記者が言ったことに対しても、その記者の会社を非難しながら「まぁそれは101匹わんちゃん委員会には、かかるかどうか知らんなぁ」とここでもわけの分からないことを言っていた。しかし、その101匹わんちゃん委員会とは、100条委員会をさすのか総務警察委員会をさすのか知れないが、知事は議会と常に両輪でといってるならば、このような不謹慎な失礼な言い方はするべきではないだろう。もっと見識ある記者会見の発言であってほしい。最もいまさら言ってもコモンズを最も理解されていないお方だから、どうしようもないことかも知れない。

 いずれにしても来年度予算編成に向けて、ゼロペース予算とか、財政が厳しいから県費でなく「しなやか会」から支払いしたとか、知事自身が本当に財政危機を認めているのならば、知事公用車の買い替え、各現地機関にどのような目的に使うのか分からない公用車の配備などせずに、我慢のできるところは積極的に声を大にして削減していくことを発表するべきである。経営戦略局にいる財政担当を含め、知事を取り巻く職員は自分の考えを素直に知事に言うべきである。あなた方が一番良く知っているはずである。これ以上県民の皆さんを苦しめさせてはいけない。