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言葉遊びのツケがまわってきた田中知事

 3日目の一般質問、トップバッターの村上議員からいきなり知事とバトルとなってしまった。町村合併が出来なかった小さい町村に県として支援をしていくべきである。その支援策は何か。との質問に対し、田中知事は「自治はそれぞれの町村で考えるべきだ」との答弁から始まった。このことだけを聞けばうなずける点もある。しかし、知事は合併反対の集会に出たり、少なからず合併促進を後押しする姿勢は見せず、市町村の自律を主張し、支援するといってきた。そうであれば「それぞれの町村が・・」ということはおかしいではないか。 

 知事は更に市町村での過疎債は必要ない。頼るべきでないというような発言を繰り返していた。過疎債を活用しなければならない市町村は、財源も乏しい中で、借金の返済に7割も国が交付金で見てくれることで、住民のサービスが円滑に推進できるのである。知事はもうそのようなインフラは要らないというが、そのような地域だからこそ過疎債を利用し社会整備をし、住民が安心して安全な文化生活を営める基盤づくりが出来るのである。

 知事が自律を進め合併しない町村には県が支援をするなどと、大見得を切ってきたのである。合併が一段落しようとしてきたときに、「自治はそれぞれの町村で考えるべきだ」は、あまりにも無責任でひどすぎる。このような考え方で地方に分権をといっても、田中知事においてはまずありえないことである。まして地域本部長に権限をといっても、このような信頼がおけない知事の発言に対して、何も担保が得られない情況の中では、組織再編ですら到底知事が言ってる「きれい事だけ」では信じることは出来ない。

 田中知事の気でも狂ってしまったのかと思われるような、いきなり声高々に演説が始まったのである。議長が制しても納まらない。今までの経験からしてこのようなときは、知事から見て不利な質問をされたとき、知事の痛いところを付かれたときなどに見られる光景である。そういえば「山口村の越県合併」についても触れていた。しかも合併についても自律を進めてきたことも事実でもある。今、県としても3000人以下の小さな町村が多く残ってしまい、今後の県政運営の中で市町村支援もままならないことを裏付けていることにもなるのだ。言葉遊びばかりしている知事に大きなツケが、これからも重くのしかかっていくことであろう。そのことは県民の多くの皆さんに不利益をもたらすことになるのだ。