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知事の改革姿勢評価発表に疑問

 最近になり夏の知事選に向けた動きが多くなってきた。当然のことながら話題になることは県民のためにも、選択の幅が広がりよいことである。ただ気になることは、あのグループが立ち上がったから俺たちも、というような無作為な売名と思われるような行動はあってはならない。党利党略的行動も慎むべきであろう。一連の行動が私の憶測を超えてくれていればよいと願うものである。
 
 改革を県民も議会も「是」としてきたが、改革をしながら、これからの長野県をどう見つめていくのか、そのためどの部分(要素)の改革が求められているのか。改革の進め方等をどう進めていくべきか。改革で壊した組織・人事・事業等々どのように修復しつくりかえていくのか。それらをしっかり議論し、そのためにどのような経験をされ、どのような人物がリーダーとしてふさわしいのか。冷静に見極める必要があろう。
 
 現知事の改革姿勢評価など検証結果が発表されている。確かに評価できる点もあることは事実である。しかし、安易に評価を良とするのはいかがかと思う。『脱ダム』宣言により環境を重視した改革を全国にアピールした。と評価できる点を上げた政党がある。私は『脱ダム』発表が即環境を重視した改革に結びつく成果と判断してよいだろうかと疑問に思った。言葉だけを活字で見ればそのように感じるかもしれないが、県政の事業施策は改革に伴う相対効果も検証しなければならないのではないか。
 
 『脱ダム』は決して悪い改革ではない。そう出来ればより好ましいのである。ただし、その反面にある『地域住民の安全の担保』が確立されてこそ、『脱ダム』改革宣言を評価できるのではないか。現況において宣言以来『脱ダム』に変わる代替案が示されていないではないか。対象河川の下流側の河川・流域対策はいまだ決定されていない。そのような状況下で『環境を重視した改革』と評価してよいのだろうか。言葉だけであるならば小学生でも夢は語ることは出来る。220万人の県民の生活の安全を守ることも県知事の仕事の大きな役割の一つでもあるはずである。

 今の県議会も5年前の県政の姿に戻そうと思っている議員はひとりもいない。田中知事に県政を託した82万余の県民も、県政を後戻りさせたくはないが、県民に目を向いた振りをしていながら、実は自分のことだけしか考えていない田中県政の実態を見限っていることを重視するべきで、過去の82万票全てが県政を後戻りさせたくはないメッセージであると考えることはいかがなものか。もう少し考え方を明確にするべきではないか。

 私は発表した政党やK氏に文句を言うつもりはない。特にK氏は私のうちで以前「むすび」を食べながら歓談した方でもあるだけに、もっとはっきりものを言ってほしいと願うものである。今の県政について中途半端の検証と評価は、かえって県民に迷いを助長させるだけだと思う。明確な改革姿勢評価があってこそ、県民が本当の長野県の将来を託すリーダーを選択することとなると思う。それだけに私たち県議会議員を含め、県政に携わり県政の実態を知る人は、県民の皆さんに正確な情況を伝えることが求められているのではないだろうか。