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困った殿(知事)のご乱行

 3日節分の日、県はというより知事は、またまた2月定例会前に田中劇場のシナリオを書き始めた。今定例会は知事選がある年だけに大きな問題は投げかけてこないだろうと淡い期待をしていたが、今日はその期待に反して爆弾が落とされた。組織再編の条例が議決されなければ、規則の範囲内で組織の再編を行なうということだ。継続審査となっている現況なのに全く議会軽視も甚だしい。また、突然相談もなしで信濃教育会教育研究所研究員派遣の中止の発表がされた。いづれも各機関に対しても合意形成がなされていないのではないか。

 いずれも、長野県の大事な分野でもあり、知事も前向きに施策を展開してきたところでもある。なぜ突然にこのような突飛でもない行動をするのか真意が計り知れない。もしも想像できるとすれば、単なる田中知事の自暴自棄的で、長野県に対して、長野県民に対しての嫌がらせか。この5年間何の政策もなく、思いつきで世間が注目してくれるような騒ぎだけで、組織も人間関係も長野県も壊し続けてきただけでの県政運営に上塗りをするつもりだろうか。
 
 組織を本当に長野県民のために再編したいならば、もっと市町村や現地機関本庁職員、そして県議会にも納得の行く説明をし、それぞれの立場からの意見を十二分に聞き、時間をかけて実施に向かうべきではないか。まして今年は知事選の年、堂々と出馬し3選を果たした上で実施すればよいではないか。たかがあと半年ほどである。それが世間で言う常識である。

 農政部・林務部は長野県にとっても基幹的分野でもあり、知事もどちらかといえば力を注いできた部署でもある。中身をもっと調査しなければコメントしにくいが、なぜ今になり突然再編なのか考えが分からない。しかも先頃知事は組織を編成替えしたばかりである。もし今回変えるならば自らの今までの施策が間違っていましたと、先に発表するなり謝罪するなり、自らの失政を認めてからやるべきではないのか。

 研究員派遣中止も高等学校再編問題の結果が見えない情況の中で、しかも教員の資質改善問題を抱え施策を打ち上げたばかりであったはずだ。これも関係機関等に事前の協議もなく突然の発表である。教育は100年の計を考えた計画でなければならない。合わせて資質の高い教師を求められている昨今、その資質向上の一環でもある教師の研究の場を中止するというのである。

 乱暴な県政運営というより、もう知事として為政者としての冷静さを欠き、とても正常な精神状態とは思えない振舞い方である。いや~、本当に困ったものだ。