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理解できない、未だ、私利私欲のない田中知事といっている穂刈後援会長

 2月10日、この日で事実認定を終結しようとする100条委員会が、開会される一日がスタートした。今日は他会派の諸日程を配慮して午前8時半から協議会を開くなど、慌しいスケジュールであった。朝刊も見ずに控え室に行ったら、「幹事長えらい事になっているね」と新聞を見せられた。
正直、驚いたというより何がおきたのか、目の前が真っ白になった。その前の日(9日)に「新小海町長です」、と一緒に県庁各部局へ行き紹介したばかりであったからだ。その翌日の今日は辞任のニュースである。詳細を聞いてないからコメントは差し控えるが、篠原氏は小海町ばかりでなく南佐久郡としても期待されていただけに残念である。一週間とはいえ町民の信頼と期待を受け小海町町長となった責任は大きい。それだけに町民や地域の皆さんに納得いく説明をきちんとされることを望むものである。

 今日の100条委員会は、県の各種審議会委員や県職員がホテルや飲食店などにおいての飲食費を、知事の後援会の会計から支出していた問題。県の人事異動などの作業をホテルで行い、ホテルでの人事作業の良否はともかく、その部屋代など本来工費で負担すべき経費を、知事後援会の会計から負担していた問題などを取り上げ、竹内議員から詳細にわたる提出された記録や証言及び調査記録に基づいて事実認定事項が提出された。提出された認定事項は事実そのものであり反対する理由ですら見当たらなかった。

 林委員は一時立替金であったと主張されたが、立替金であれば当然立替金として正しく会計処理がなされていなければならない。その上立替金が戻ってきたなら、立替金から本来の科目に変更の処理をしなければならない。しかし、証人として「しなやか会」の会長や会計責任者及び担当された事務局長などは、立替金どころか自ら会計実務に関与していない実態が明らかになった。そのことは立替金の意識は最初からなかったことをあらわしている。明らかに公職選挙法で定められている、寄付行為に該当するものと考えられたのである。

 結果は知事及び知事後援会による寄付行為と考えられ、公職選挙法に抵触すると認定した。そのほか知事後援会幹部が「県下水道公社改革案」を、14年11月25日に検討資料として関係者に示された。その1ヵ月後の12月25日に田中知事はその示された文書と瓜二つに似ている(知事の証言)、「県下水道公社改革の方向」を知事からの指示として土木部長等に検討をさせた。その内容は土木部長ですら始めて知り、「その日がスタートだった」と証言があるように、その後の県下水道公社及び下水道事業の方向に大きく影響を及ぼすこととなったのである。その行動を知事は「全庁的に認識していた」と証言していたが、土木部長や多くの証人の証言によれば、12月25日の文書から全庁的に取り組みが始まったことになる。このことも知事の偽証であると認定したのである。このことから公用文書破棄にいたる田中劇場が始まったのである。

 この週末、特別職報酬審議会の審議結果が発表され、その審議過程に諮問した田中知事も全て同席して会議が行なわれたことや、本来審議すべき知事の退職金の問題など、いろいろ不可解な審議経過と結果に対し議論されているところである。政務調査費の法的見解も触れずに、一方的に報酬の一部としていることなど指摘したいことは私も同じであるが、ここは県議会としても冷静にことの判断を見極めることが必要であろう。

 ともかく、これで2月定例会に向けて調査活動に入れることになったことはありがたいと思っている。穂刈しなやか会会長の言われる「知事は私利私欲もなく、ひたすら県民益のために努力されている」という、いまだ「仲良しのお友達のみ県政」を続けている実態を、分かっていない人々を含め、これ以上県民の皆さんに不幸にならないよう県議会議員の一人として、県議会議員の権能を正しく行使していくつもりである。