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県の河川整備計画案作成経緯に疑問

 浅川をめぐる河川整備計画についてにわかに論議が激しくなってきた。その原因は誰もがわかっていることであるが、分かっていないのは一部の理事者側だけである。結論から言えば「脱ダム宣言」以後「代替案」が最初からなかったことである。
 
 ざっと経過を見ただけでも「脱ダム宣言」⇒「とりあえず河川改修案」⇒「河道内遊水地」⇒「中流部1/30:下流部1/60対応案」⇒「壇田(まゆみだ)地区遊水地」⇒「放水路案」⇒〖?〗 このようにどの案を見ても具体的な実現性のない案であることが分かる。そのうえ組織内で検討された経緯もなく「思いつき案」に終始している。流域住民の安全など微塵も考えていないことが分かる。

 しかもそれらの案を国に提示し説明はするものの、国が認めていないのに「理解をしていただいたものと思う」と県(青山出納長・田中知事)は公表している。相手側に納得するまでの説明もしないで、勝手に相手が理解したと解釈し、県の計画案が推進されていくとすれば苦労はいらない。それこそ無責任で「無設計」な計画案であるといわざるを得ない。

 放水路計画案そのもの自体、先日も触れたが技術的にも財政的にも、全く実現性に乏しいものである。余りにも流域住民や県を信頼している県民、認可をする国土交通省を愚弄する許せないことである。だからこそ県の技術屋さんははっきりとものを言わなければならないのだ。現在の情況は県職員の技術屋さんとして責務を放棄していることになるのではないか。

 知事にどのような権限があろうとも、誰が見ても大きな間違い・県民の不利益となることは、堂々と胸を張って技術屋さんとして意見を述べるべきである。技術屋さんでもない出納長と激しい論パンをし、技術屋さんの意地を張るというより、自信を持って技術論を述べきれるだけの誇りを持たなければならないのではないか。もし知事が変わればという考えの下で意見を述べないでいるとすれば大間違いである。そのような県民益とならない間違った技術論がまかり通る県政にしてはならない。今からでも遅くないと思うがいかがだろうか。