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県民の方を向いて欲しい、現地機関の長

 ある地方事務所のT所長さんとは各総会でご一緒になる。県を代表して当然ながらご挨拶をされることになる。今日もご挨拶の中で「組織再編」のことを触れられていた。今回の組織再編によって農業行政がトータル的に推進することが出来る。と力強く語られていた。本当にそう思っているのだろうか。

 私が現在の所長の立場であった場合は、とても組織再編によって農業行政が以前よりよくなると言う話は出来ない。もう何回か組織再編の効果ありとの話を聞かされた。現実は庁内の職員ですら戸惑っているのではないか。ある日土地改良事業について尋ねたいことがあり地方事務所の生活環境課へ電話をした。担当の課(チーム)につながるまで職員ですらまごついていたのである。電話の待ち時間としては限度が過ぎるほどの後、ようやく総務課のほうから○○課のほうへつなぎますと返事をもらうことが出来た。

 このような実情を見てほんとうに農業関係者のための農業行政が進めることが出来るのだろうか。自らの庁内の実態も把握できないで、組織再編によって地域の農業が良くなると、どのように重ねることが出来るのだろうか。庁内ばかりか現在の農業実態を知れば知るほど、農業関係者の会で組織再編によってより農業行政が進めやすくなるなど言えないはずである。せめて、「戸惑いもありましょうが再編された組織が落ち着くまでご辛抱いただきたい」ぐらいの言葉で精一杯理解を求めるべきではないか。県民のほうを向いた現地機関の長であってほしいものだ。