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前後の見境もなくなった田中知事

 一般質問三日目の29日、昨日までも含め多くの議員が知事の産業振興政策について質問がされていた。田中知事になってから産業振興にかかわる数値が、知事就任前と現在と比してほとんど悪化していることを例に挙げ追及していた。
無策の知事は全く関係のない唯はぐらかし答弁の繰り返しであった。

 田中清一議員は「テクノ財団へ派遣している県職員の企画力等を十分いかしていくべきだ」と産学官の連携を進める上で官の役割を明確にし、強化していくべきと追求をしていた。鈴木清議員は各数値の変化と全国の順位などを、商工部長や農政部長と総務部長から改めて報告をさせ、それらの現況を踏まえ長野県の商工業や農業の将来あるべき姿及び施策について質問した。いずれも現在あげている内向きな施策のみを羅列しただけであった。「経済音痴」と知事に野次が飛んでいたが、まさにその通りである。

 保科俶教志昂会会長の同様な質問に対し、知事は「そもそも見方考え方が異なる」と答弁し、数値も63年などオリンピック前後の県内景気ごろの数字を挙げていた。オリンピックの関連事業を非難していたはずではなかったのか。保科議員は「知事は産業振興の策がなさ過ぎる。数字に表れた経済落ち込みなど、自らの非を認めその非を改めることが知事の役目ではないか」と自治体の長の経験から、知事の産業振興政策の失敗を厳しく追及した。

 市町村合併を進めてこなかった知事に対しては、清内路村の例を挙げ人口728人で職員20名そこそこの上に、村総予算の歳入の約75%が交付税である実態を紹介して村民のサービスが出来るのかと質問した。余りにも無責任な答弁の繰り返しに、「小規模町村など基礎的町村が、少なくとも他の町村より優れていると思われるような行政サービスが出来るよう努力をしている。そのために県は将来を見据えたアドバイスをしていかなければならない。」「ミスジャッジに早く気がつくべきである」と指摘した。

 青山出納長も長い県職員の経験からの答えを求められたが、熱弁した割に内容もなく、「従前の延長ではダメだ」ともっともらしい言い方をしていたが、この人も分かっていない。そんなことは誰も承知の上で県の指導と支援策をどう考えているのかを質問しているのである。村が崩壊してしまうのはそう遠くはないのだ。もっと県民を大切にしてもらいたいものである。

 岳北クリーンセンターの廃棄物処理施設については、飯山市を含む岳北広域事務組合では地元の同意も得て県や国と協議を重ねた上で、まとめた処理施設建設計画を田中知事によって一年半も国に申請書類を進達しないでいる。ちょうど山口村の越県合併のときと同じである。保科議員は「いつ国へ進達するのか」と追及した。知事は「施設規模が大きい、将来の人口予測が過大だ」などといくつかの理由を述べていたが、いずれも本来、市町村事務であるこの問題でもあり、県の許認可事務でない。したがって県は権力の乱用ではないかと重ねて追求した。

 知事はそれに対し「それでは県は市町村と会話をしてはいけないと言うことですか」と、全く次元の違う言い訳じみた答弁をした。議場が騒然としたことは当然のことである。地域主権と言ってきた知事が地域の住民の要望も、自分の意見と合わなければ容赦なく切り捨てていく強権さは、県民にもその正体は暴かれているのである。知事は更に、言うことにことを欠いて「私に反旗を翻した市長会の皆さんなど・・・」と、すでに前後の見境も無くなってしまったおり、とても長野県民の安心安全を守る長野県知事とはいえない情況を呈している。。

 柳田清二議員は治山事業の予算が極端に減少している事実を、パネルを持って知事に質問した。事実に基づいた数値を上げ、県の考え方を質したがやはり真っ向から誠意を持った答弁はなかった。もう少し詳しく書こうと思ったが、長くなってしまったので書き込むことはやめるが、明日の朝刊を参考にしていただきたい。ここでも確信からずれた内容を説明したに過ぎなかった。柳田議員も産業振興の無策さにあわせ、しっかりした県政執行をするべきと厳しく追及した。明日からの一般質問もこの繰り返しなのだろうか。困ったものである