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知事得意の独善的パフォーマンスか

 この度の大雨により災害を受けられた、岡谷地域・伊那地域・上田地域を始め県下各地の被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。また、亡くなられた皆さんにご冥福を申し上げます。  

 今回の災害は人災と言ってもよいと思う。危険な箇所と以前から指摘されていた箇所と聞いている。当然ながら急傾斜対策や砂防事業を施していなければならなかったはずである。対策を講じていればこのような大きな災害にはならなかったであろう。

 知事はこれらの事業を景観上とか生態系を守るためとして、コンクリートの施設は設置しないと言い続けてきた。砂防事業とはほとんど国が費用負担されるが、県もわずかながら負担をしなければならない。その負担をすることを拒み、何もしないで無駄な自分好みのところに予算を傾注し、結果的に県債の返済金にしてしまっていたのである。地域住民の安全を全く考えておらず防災感覚はゼロである。この責任は大きい。

 その責任を免れようとしているのか、今回の災害支援に向けて県が『大雨により被災されたかたがたへの支援』とタイトルしたメモを入手し読んで驚いた。確かに被災者にとって見ればありがたい項目もある。しかし県がここまでやらなくても良いではと思う項目もいくつかあった。そのなかで「県道だけでなく、市町村道も併せて、土砂が流出した道路面の清掃は県が一括して行ないます。」とある。災害救助法が適用されているので、国は県にも市町村にも災害救助金が交付される。県は県のエリアをしっかり復旧事業を施し、市町村はそれぞれの自治体に任せてもよいのではないか。 それよりもこのメモは誰が作成したのか。本当に被災者救援が目的であったのだろうか。メモを作成し指持した人によっては、はっきり言って田中康夫氏であれば公職選挙法に抵触されることにはならないか。

 2000人づつ2日間延べ4000人を職務執行でボランテア活動を行なうよう指示を出したと言う。その上3737万円もの品物を購入したとも言われている。被災者にとって見れば助かる面もあるが、すべて市町村と協議もなく市町村や現場では戸惑っていると聞いている。すべてを否定するものではないが、知事得意の独善的パフォーマンスでその成果に疑問もある。  

 今回は知事選の最中である。知事としてなのか、知事候補者としての行動なのか判別は難しい。やはり職務代理者を置き、知事候補者として専念するべきである。知事と言う役職を利用し公金を選挙対策費として巧みに使用していると言っても過言ではないかと思われる。職員派遣の執行命令も権力の乱用ではないだろうか。知事はしっかり説明する責任がある。そして速やかに職務代理者を設置し知事選に向けて県民に3期目に向けての政策を訴えるべきではないか。公務をしながら選挙戦を戦うことは、その心はみすかれている。堂々と戦うべきである。