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県議会議員として前向きな学習ができることは喜ばしいことだ

 17日、志昂会総会を開催した。9月定例会に向けて村井新県政に対する志昂会としてのスタンスなどを協議した。まずは村井新知事が初議会でどのような所信演説をされるかであるが、少なくとも今までのようなパフォーマンス的サプライズな言動はないと思われる。県議会ともしっかり議論しながら良好な県議会対応をしていきたいとの意向であるので、しっかり聴いた上で対応することとした。
 
 ただ、代表質問や一般質問にあたっては、田中県政と違って信頼関係が土台にあるだけに、思い切った提案提言が出来ることが期待できるものと一致した意見であった。今まで以上に学習と研修視察、現地調査などを実施し、より県民の皆さんの意見を聴取することが必要であろうとの認識を持った。今までと違って前向きな学習が出来ることは県議会議員として喜ばしいことである。県外視察も今まで志昂会として取り組み研修を重ねてきた、「新エネルギービジョン」に関係する問題について、今までの研修結果から出ている課題を解決するために先進地の研修をすることとした。

 県職員やマスコミの皆さんに行き会っても、どことなく顔がほころびているように見えたのは私だけではないはずだ。会議の途中で共産党県議団が田中知事に「高校再編について一時凍結」するよう申し入れをしたとの話が入ってきた。まず聞いてすぐ「おかしいじゃないの」と思った。田中知事に対し高校再編問題について、ことごとく意見が対立していたはずである。高校の統廃合・廃止の場合、募集定員決定の前に議会の同意を得なければならないとする「県高校設置条例」の条例改正を提案したのも共産党県議団であったはずだ。だから当初田中支持でなく自主投票であったのではないか。前自民党の国会議員だったからの理由等で田中指示を明確にされたことは記憶に新しいと言うより残念であった。

 今まで一緒に田中県政に対し、共に是々非々で会派の立場も尊重しながら活動を共にしてきたのである。今までに無い共産党県議団の姿に接し、県議団長に対しても信頼と尊敬の念を持ったものである。突然に見解が変わったことに驚きと共に信頼の糸が切れる思いもした。村井さんは途中からではあったが「高校再編の一斉実施に慎重な発言」が多くなっていた。田中さんは選挙中もあくまで実施計画に沿って来年から一斉に行なう意思を示していたはずである。にも拘らず共産党県議団は「田中支持」をし、前面に出て支援してきたのではないか。

 しかも一斉実施のために選挙結果にかかわらず任期中に「臨時県議会」を開催するとも合同個人演説会で言明していた。しかし、落選した後田中知事は「新しい知事のもとで、ご検討いただくことが望ましい」と選挙後の会見で述べている。これらの行為(地位利用的発言など)について今更とやかく言うつもりはないが、これらの経緯から通常冷静に判断すれば、新しい村井知事のもとで議論をし、判断を促していくことが自然の姿であろう。

 そのような情況の中で「高校再編について一時凍結」をと、あと実働10日ばかりの田中知事に求めたことはどのような考えからであるのだろうか。非常に理解に苦しむ。現場の中学生や学校現場の皆さんのことを慮ってのことは理解できるが、信義的にも物理的にも何故今この時期に、何故この人に求めなければならないのであろうか。今まで他会派の行動について意見を述べることは控えてきたが、今回だけは共に無理難題な事項も常に議論を深めながら、共産党県議団も含めお互いに譲歩できるところは譲歩しあい、一致点を探りあいながら県民のために課題を解決してきただけに残念の一言に尽きる。この際は新しく県民が審判を下して誕生した「村井知事」に、その判断を求めることがよいのではないだろうか。