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お粗末な辞職劇のおまけがつき、9月定例会を閉会

 9月定例会は19日、知事提出の全議案が原案可決とし閉会した。既に何回か報告しているように、お互いに信頼に基づいて誠意ある質疑応答がなされた。村井知事も就任間際での定例会ではあったが、結論を先送りの面はあったが丁寧にこたえようとしていた点は評価できる。結論を先送りした事案については、12月定例会ですべて答えが出るものではないが、これからの県政運営の中で結果を出すよう努力してもらいたいものである。

 朝9時前、志昂会控え室に行きまもなく衝撃的なニュースが飛び込んできた。「丸山代表監査委員が辞職願いを提出」。事の発端は丸山代表監査委員が本日の本会議に欠席したい旨議長に申し出た。議長は当然理由を尋ね「医師の診断書」の提出求めた。丸山代表監査委員は「それでは辞職します」とのことのようである。何故そんな程度でやめなければならなかったのか。よほど昨日の「携帯電話事件」に対し窮地に立たされていたのだろう。やめるは勝手であるが、より疑惑を残したままの辞職となった。

 しかも辞職後、問題の「携帯電話」を持って行ってしまったという。何と県の所有で貸与されている携帯電話である。辞職の際当然県に変換していくのが当たり前である。この行為は承知して持っていったとするならば「窃盗」ではないだろうか。持ち帰った理由は想像がつく。県所有の携帯電話は承知の上だが、中に入っているデータを見られたくなく、すべて消去する必要があるからである。監査委員として執務中、「県から貸与されている携帯電話を使用して、個人的な理由で使用していた」ということを自ら暴露したことになる。

 監査委員の一般的選任要件にある「人格が高潔で財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し、優れた識見を有するもの」、とする資格要件に欠格している人であったと言うことになる。最も人事案件として当時の田中知事から提出された時点でも、選任要件に該当しないという意見もあり、不同意とする意見が多かったのも事実である。しかし、度重なる提案される人事案が否決せざるを得ない状況が続いたため、やむを得ず同意したところでもある。ここでも前田中知事の綻びが噴出したことになる。そしてM局長と共に前田中知事の砦を守っていた人物が、また一人去ることになった。

 やめたから問題が解決するものでもない。もし懸念されている使用方法であったとすれば、血税の中から1200万円ほどの退職金の支払いも見直さなければならないからである。本日の決議により異例の代表監査委員の事務を監査しなければならなくなったのである。監査委員は独人制の執行機関であるが、それぞれの監査委員は公正公平に的確な監査をしていただきたいものである。

 その結果次第では監査委員の分限・分掌の中にある「職務上の義務違反その他監査委員たるに適しない非行があると認めるとき」は、「これを罷免することが出来る」に該当することとなる。心して監査を執行して頂きたいと重ねて希望するものである。やはり前県政の膿はしっかり出さなければならない。その上で県理事者及び県議会が、220万県民のために真の県政を司っていく義務を果たせることに、なるのではないだろうか。