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複雑な思いを残した、社衛委員会の県外視察の初日

 30日 本日から社会衛生委員会の県外視察が3日間で行なわれる。初日の今日はまず東京の国立成育医療センターを視察した。長野県こども病院の一般診療導入について、医療関係者や地域の皆さんなどから様々な意見が出ている。今回の県外視察は主にこども病院の今後について検証するために、小児科病院など中心に視察が組まれた。

 国立成育医療センターは今の長野県こども病院の宮坂院長の前任地でもある。総合診療を同時に行なうべきであることを主張されている。確かに国立成育医療センターは設立当初から総合診療科を設けて、きめ細やかに患者の対応を行なっているという。全国の各小児科病院は先に小児科専門病院を設置し、次に総合診療など一般診療科を設置するため、無理があると言う。

 確かにこの病院を見る限り一般的患者も専門的医療を要求される患者も、入り口も待合室も診察室も、一切区別なく行なわれている。子供はお腹が痛いといっても、本当にお腹なのか胸なのか、どこが痛いのかは分からないがお腹が痛いという。そのために総合的に診察した上で、専門的治療が出来る診療科に患者を回すシステムを採用している。

 詳しく説明できればよいが、今回の視察の目的でもある(少なくとも私は)専門的医療が必要な患者と、救急患者や一般的患者(この一般的がこどもにとって重病患者会否か分からない)が、一つの病院で診察が可能かどうか。適当であるかが調査項目の大きな課題であった。その意味から見ると今までの考え方に些か偏重があったのではないかと感じた。結論は急ぎたくないが明日も同様な視察があるので、しっかり調査視察をしていきたい。その上で長野県の実態をもう一度おさらいしたいものである。

 それにしても国立成育医療センターは、さすが国立病院だなという感じがした。勿論財政的な問題を考えた時、県立や公的病院ではでき得ないことが出来ている。これで経営的に成立つであれば、どこの病院も赤字で悩むことはないと思った。どのくらい国から繰り入れがあるのか、今日の調査では分からなかったが、いずれ尋ねてみたいと思う。初日の調査としては複雑な思いを残した視察であった。

ホテル・メトロポリタン仙台にて