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「ボイス81」佐久地域会議が開催される

 24日 「ボイス81」佐久地域会議が佐久市の野沢会館で行なわれた。知事は東の玄関口で非常に重要な地域(佐久地域)と認識している。ボタンの掛け違いは県民にとって不幸だ。県民の一番近いところにいる市町村と意見交換することは大事だ。と言う村井知事の持論を紹介する挨拶からはじまった。

 2市9町村の首長から各市町村の課題を中心に要望・提案が行なわれた。それぞれ今まで地域の要望が言いたくとも言えなかっただけに、各市町村長は道路など切実なインフラ整備促進の要望が多かった。財政上から要望箇所の実施に即答できない内容もあったが、市町村長の意見に真剣に聞き丁寧に答弁していた事が印象的であった。

 佐久穂町など常勤医師の引き揚げにより、日常の医療業務に支障をきたしている例を挙げ、医師の派遣を訴えたが、知事は現状では即効薬的手段はないとの答えであった。佐々木町長は女医さんの復帰についての提案がされ、その際の住宅や子育て支援については町も協力するとの問いに、知事は非常に関心を寄せていた。今後の県側の医師対策の施策提案が待たれるところと感じた。

 さらに合併特例交付金の採択要件(使途)が実態に合っていない。言い知れない苦労をして合併したのに、本来合併に伴って利用されるべき事案に利用できないと、制度の不備により交付金が得られない実情を紹介して改善を要望した事に対し、知事は運用を絞り過ぎている嫌いがあるので、改善をしていきたいと理解を示していた。

 さらに御代田町では県と市町村の役割分担の再構築をするべきと、市町村が担っている国民健康保険事業や介護保険事業などを例に挙げ、「格差をなくし効率化の観点からも県単位の事業として運営していくことも必要、また県道の維持管理などなどは市町村が一元的に管理する事が合理的だ」などと提案された。知事はそのような相談の場は必要だとしながらも、明快な結論は先送りしていた。土屋町長は再構築の審議機関の設置をと重ねて見直しを迫っていた。

 やはり対話と言うものは相手の意見を誠実に聞く事からはじまると、ごく当たり前の事であるが改めて強く感じた。誠実に聞くことが出来るから誠実に答えられる。その結果が納得できなくとも何故か満足感が得られる。本日の佐久地域会議をオブザーバーとして聞いている限りそのように受け止められた。多くの要望をどのように整理され、中期計画にどのように反映されていくのか注目をしたい。市町村と良好な関係を保ちつつ県政を進めていくためにも、計画に漏れた要望等に対しどのような説明がされるのか、両面の判断について新しい長野県のスタッフの手腕に期待したい。