現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

スピードが求められる村井県政

 正月気分がようやく抜け始めたこの頃、県も来年度予算編成や中期総合計画に向けた動きが活発になってきた。特に村井知事が自前の県政の柱とするべき「中期総合計画」は、県も議会も最も重要課題として捉えている。あわせて、行財政改革プラン、長野県産業振興戦略プラン、長野県食と農業振興計画など、その骨子となる計画案が次々と審議会等が開催されている。ようやく県議会も選挙モードの中でもあるが緊張感が漂いはじめた感がする。  

 村井知事も各計画や政策決定過程も出来る限り更改していきたいといわれていた。現状を見る限り決して知らないところで決められていくという雰囲気ではないが、県が目指す方向が明確とはいえない。各審議会に丸投げしてその意見をくみ上げるのか、県が市町村との役割分担の中で、県としての役割を明確に、市町村とともにどのような長野県づくりをしていくのか、もう少し明らかにした上で進めたほうが良いような気がする。  

 仮に中期総合計画が議会も県民も納得する立派な計画が策定されても、その計画が施策として具体的に実行されていくのは2年後となる。当面の課題は何か。その課題をどのように処理をするべきか。少なくとも来年度予算に反映されなければならない。また、4月の人事も注目されるところだが、適材適所を常に心がけていただきたいものである。私どもは6年前の人事構成は知る由もないが、単に6年前の仲間を集めるだけであっては職員の志気にも影響も出るであろう。説明が出来る人事となるよう希望するものである。  

 いずれにしても知事も県議も与えられた任期は4年間である。長いようで非常に短く、制度制約のある中で施策を具現化していくとなると時間切れとなることもありうる。やはり慎重に進めなければならないことは当然そうしていくべきであるが、課題によってはスピードを上げて施策決定していくことも必要であろう。部長会議を見ても知事が一方的にしゃべっていた前県政と違い、建設的な意見も出ているだけに、一層の努力を期待したいものである。