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「そのまんま東」氏の当選に思う

 宮崎県の新しい知事にタレントの「そのまんま東」氏が、分裂したとは言え政党が推薦した官僚出身の候補者に競り勝ち当選した。「そのまんま東」氏がタレントただから不適当であるとは思わないが、長野県の7年前を思い出される。既存政党は宮崎県で何が起こり、何を焦点とした選挙であったのか、県民が何を求め改めようと思っていたのか、その現況を認識せずに選挙戦に臨んだのではないかと思われる。

 東氏は田中康夫氏と違う点は、他人から懇願され仕方がなしに出たのでなく、地方自治を学び自ら宮崎県を何とかしたいと出馬されている。最も地方自治といっても机上での知識と現実との違いは大きい。常に宮崎県と宮崎県民の将来を見据えた知事としての判断と決断をしなければならない。その全ての責任を自らが負う心構えが出来ているだろうか。いたずらに改革の名の下に混乱の渦とさせないよう期待したいものである。不幸になるのは選んだとはいえ県民であるからである。選んだ県民にも責任があることも忘れてはならない。

 既存政党のトップリーダーたちは、時代の変革とともに住民(支持者)の考え方も、行動も大きく変化していることに気がついていない。われわれが推薦し支持するから皆ついてきてくれる。保守の分裂など問題はないと、高をくくっていたのではないだろうか。政治はその裏表を全て知り尽くしていても、おごりがあってはならない。トップリーダーは時代の流れに伴うその時代の要求、住民(支持者)の意識の微妙な変化を早く吸収する努力を惜しんではならない。それには何でもかんでも「俺についてこい」でなく、一番身近な同士の意見を常に聞き、変化に即応しようとする姿勢が必要ではないのか。

 他県のことながらわが身に置き換えて反省してみたが、地方政治に携わるものとして言うは易しだが、気をひき締めて自らを律しなければと改めて思い直したところである。