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淺川問題「穴あきダム」に決着

 淺川問題が村井知事の「穴あきダム建設」と判断し決着を見た。長い間苦しんできた流域住民は、ようやく安心した生活が訪れることに、喜びもひとしおであろう。何故か長野の現況見知らない東京の永田町の議員が記者会見で反対の意向を示したそうである。会見の内容は概ね次のようである。『菅直人代表代行は8日の記者会見で、長野県の村井仁知事が田中康夫前知事の「脱ダム宣言」の方針を転換したことについて「国土交通省の意向に沿ったものだ。無駄な公共事業をストップさせるため戦っていきたい」と述べた。』とされている。

 脱ダムの方針を変えたのではないだろう。「脱ダム宣言」後の田中前知事は、国も、県も、流域住民も納得できる、安心して安全な生活が営めるための河川改修計画案を示すことが出来なかった。安心・安全を求める河川改修などの施策は、既に待てる限度はすぎている。河川改修で安全が求められないであるならば、次なる施策は何にするべきか、流域住民を含め多くの皆さんと協議を重ねた結果の結論が穴あきダム」であった。「脱ダム」の方向転換ではなく、住民の安心安全を考えていろいろの施策案を研究協議した結果、「穴あきダム」案が最も妥当であるとしただけである。

 昨年志昂会は12月6日、島根県益田市の「穴あきダム」の現地調査をしてきた。12月定例会で柳平議員がパネル写真を呈示しながら、「穴あきダム」の説明をし、淺川問題の早期決着を村井知事に求めてきた経緯がある。河川改修も現地の形状から物理的に無理、遊水地や法水路計画も無理、ダムもだめとなれば、「穴あきダム」により通常は水を流し、有事の際の危険状況になれば、安全な放水限度を超える部分はダムにより水位調整が出来る「穴あきダム」にするとした判断は間違っていないと思う。

 この場合でも常に水は流れており、心配している「地滑り」に影響するほどの水位は上がらないとされている。災害を防ぐための施策は色々な意見がある。それらをまったく無視した結論ではなかったはずである。むしろ田中前知事こそ、多くの意見を聞かずにいきなり「脱ダム宣言」したのではないか。どちらが民意を尊重した方法であったか。皆さんはお分かりであろう。ただ反対するだけであるならば誰でも出来ることだ。もっと何時くるかわからない災害と戦っている流域住民を考えた判断と行動をとるべきではないか。