現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

重ねて見えるLD事件と100条問題

 17日 今日の朝刊はどこも「堀江被告に実刑:粉飾指示と認定」などと、トップ記事として扱っている。私もこの事件が発覚したときから、今日の結果を予想していた。予想をしていたと言うことより、こうなるべきと思っていたと言う方が正しいかもしれない。
 この事件どこか長野県の一時賑わした事案に似ているように思えてならない。そうです。100条委員会で明らかにしようとした「公文書の破棄」の問題である。少し重ねてみると良くわかってもらえると思う。

 LD事件では、裁判長は「各犯行で中心的な役割を担い、被告の指示・了承なしに粉飾決算などはありえなかった。粉飾は高額ではないが、結果は重大で反省もない」。
 100条では、「公文書の情報公開請求や後の公文書破棄において、田中前知事の指示・了承なしに実行はありえなかった。その行為に金銭は伴わないかもしれないが、結果は重大で反省もない。」となる。

更に、LD事件では、「被告らの供実・証言を、メールで裏づけられた」。
 100条では、「公文書の情報公開請求や後の公文書破棄について、田中前知事の関与を指摘した高橋元参事らの証言は、メールで裏付けられた。」となる。

 また、LD事件では、「LDグループを統括し、絶大な権限を保持していた。約15億円の架空利益計上は実行を指示し、それ以外も宮内被告らの報告を了承した、と認定した」。
 100条では、「県を統括し、絶大な権限を保持していた。公文書の情報公開請求や後の公文書破棄については、言外において実行を指示し、高橋元参事や田付元課長らの報告を了承していた」となる。

 立場や状況及び証言やメールなどの証拠などをみれば、LD事件の裁判結果と田中前知事の公文書破棄に至る行為は、ほとんど重なるものである。一部証言が違っていたといっても、少なくとも2人の何らかの刑罰は免れないであろう。その2人を含め多くの県職員を犠牲にしても、本人はお咎めなしはいかがなものだろうか。この結果、県職員の多くは仕事の虚脱感に陥り、県民の福祉向上に対し大きなマイナス要件になったことは否めない事実であろう。そして県の損失は計り知れないものがある。

 知事という絶大な権力者が自治を私的感覚で私物化してはいけない。地方自治の原点はそこに住む人の福祉向上にある。書類が送付された地検では、知事の権限乱用などを制するためにも、明確な判断を下して欲しいものである。
『一部信毎の記事を引用した』