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宮本衡司・清水保幸議員が一般質問に立つ

 豪雪地帯の産業振興策を質問 **宮本衡司議員** 

28日 宮本衡司議員の一般質問は「観光立県」としての、[スキー王国NAGANO]に名実ともになるためにも、第63回国民体育大会冬季スキー競技会の開催地立候補した野沢温泉村にたいする、県の支援に向けて連日努力を重ねてきた立場から、前日に知事が支援の決定をしたことに対し感謝の意を示しながら質問に入った。質問に当たっては県内ホテル・旅館業の倒産件数や、スキー観光地の不振などの現況を紹介し、具体的なスキー観光産業の振興施策について商工部長に質問をした。

 商工部長は他県の再建例を紹介しながら、子供・ファミリー・海外・シニア層などに重点を置き、観光地ごとの特長を活かして、地域の皆さんと密着して推進する。などと答弁していたが、特に長野県としての特徴ある改善策が示されなかったのは残念である。早急に抜本的な対策が求められているときだけに、もっと踏み込んだ対策案を示していただきたかった。

 豪雪地帯でもある飯山地方の地域産業の育成についての質問では、昨年は豪雪で雪処理等に苦しんだが、本年は暖冬で雪処理に万全を期して待機していた建設業者は特に苦しんでいる。気候・風土等自然環境に左右される経済基盤の弱い地域においては、柔軟な産業振興策の対応が不可欠である、として知事の考えを質した。

 知事は地域の実情に合った産業施策は必要だ。各地に根付いている特性を引き出すことも必要だ。それらの地域資源を最大限生かして、ブランド化・マーケティング化を協力に構築していく、と応えていた。土木部長は、建設業は安心・安全の確保のために必要不可欠な産業と認識している。中期総合計画や来年度予算に社会資本整備計画を盛り込んでいく。良い仕事をされる建設業者が報われるよう施策を講じていくと、宮本議員の切実な地域事情の訴えの質問に応えた。

地球温暖化対策等を質問 **清水保幸議員**

 3月1日、今期で勇退を発表している清水保幸議員が、本人にとって最後の一般質問を行った、冒頭に本日の報道で県職員が百条委員会にいて、[働き掛け文書を前知事から破棄を、指示されたことは作り話であった]と報道されたことに対し、一部の議員が百条委員会の告発は間違いであったかの発言したことに対して、保幸議員も総務委員会の集中審議に参加してきた立場として、問題の本筋を摩り替えるものであり、非常に残念に思い一言触れさせていただきます。と怒りをこめて百条委員会の正当性を訴えた。

 百条委員会は前知事や県職員の発言を明らかにするために設置したものではない。百条委員会はガラス張りの県政を標榜していた前知事が、下水道事業の働きかけが書かれている文書を知りながら、報道関係者からの情報公開請求に対し、公開の指示をしないで公文書の破棄に至ったことを明らかにするために設置されたものだ。

 百条委員会においても県職員の証言や前知事の証言等については解明に至らなかったが、県のトップリーダーとしての前知事は公文書の破棄を止めず、公文書公開の指示もしなかったことは「言外の指示に当たる」として、議員有志が告発にいたったものである。しかも百条委員会の委員長報告は全会一致でもあったはずだ。厳正な本会議場で議決を得られた本件について、間違いであったということは断じて許すべき問題でないと強く意見を述べ質問に入った。

 質問は本人自身が沖縄・大阪・新潟・東京など、何箇所もバイオ研究や実践プラントの現地を調査してきた結果を踏まえて質問をしただけに迫力はあった。この問題は保幸議員が県議会議員になり最初から取り組んできた問題でもあった。地球温暖化の重大性が県民に伝わっていない。もっと県民に理解してもらう努力をするべきだ。化石燃料から脱皮し、バイオマスエネルギーや自然エネルギー等の「新エネルギー」への意向が重要だが、県ができることは何か緊急に対応するべき。さらに、数値目標を設定して中期総合計画に盛り込むべきと生活環境部長等に質問した。

 信州まつもと空港活性化については、[山人・海人の交流:信州の翼キャンペーン」(山人・海人を沖縄弁で、やまんちゅう・うみんちゅうと読ませていた)の実施により、沖縄への送客と沖縄からの誘客を図る考えはないかと知事の考えを質した。知事は、お互いに魅力ある観光資源を持ち合わせている。チャーター便はまつもと空港の活性化につながると興味を示した。議場からアイデア質問に対し「県議を辞めるな」との声もかかり、県議勇退を惜しまれていた。

 最後の挨拶で同僚で亡くなられた小林宗雄議員の話に触れたとき、感極まって声を詰まらし、保幸議員のやさしい人間性を垣間見た瞬間であった。今後粘り強い保幸節の質問や、間髪いれず鋭いヤジが聞けないのは残念である。保幸議員の目指す地方自治の取り組みは、決して順風ばかりではないが、自分の地域を思う夢の実現に向けて邁進されることを願ってやまない。県議会議員として残された日々は少ないが、県民のために精一杯悔いのない議員活動をされることであろう。ちょっと早いが「ご苦労さんでした」。