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創志会から3人が質問に立つ

 地方税財源の偏在を是正するべき

 28日 一般質問3日目は創志会のオンパレードであった。トップバッターに清沢英男議員が、行政改革と財政力格差についてなどを知事他に質した。県も行政改革が進み事務事業の見直しや電子化が進んでいるが、冗費節減の観点で具体的な成果を求めた質問に対し、職員の80人余の削減など削減は進んでいると浦野総務部長は応えていた。また、地方税財源の都市集中など偏在化してことに対する知事の考えを質したのに対し、知事は大都市に偏よりは顕著となっている、地方税財源の偏在の是正は必要だと述べた。更に税源配分は国対県の比率は5:5が望ましいとしながら、地方消費税の見直しが最優先だと従来からの持論を述べていた。

 地方税収の均衡化を図る意味でも、森林県に対する税制上の配慮があっても良いではないか、その為に森林権(利)と言う概念がつくられてもよいではないか。と知事の考えを求めた。知事は森林を持つ長野県としてはそのような権利はある。しかし税制度まで踏み込むことは検討を要すると慎重な答弁であった。新税としての『森林税(仮称)』を500円とした場合はどの程度になるかとの問いに、6億8千万円が見込まれ、ハード面では10年間は間伐が中心となり、持続的維持管理をし、森林を支えていくために県民に理解を求めていきたいと加藤林務部長は応えた。

 そのほか畜産政策と牧場のシカ被害対策、飼料代高騰などで畜産経営は重大な危機に陥る懸念がある、きめ細かい援助が必要だ。また、地域の文化財の崩壊が進んでいるが、文化財の維持修繕費用の補助金の復活が必要だ、などの質問をした。

 カムバック祥ちゃんです

 創志会二番手の佐々木祥二議員は、「4年ぶりに戻ってきた、カムバック祥ちゃんです。夢と希望ある誠意ある答弁を・・・」と爽やかな口調で質問に入った。質問は県産業振興戦略プランや地域活性化について、県内総生産額や県民所得などの数値を示し、それに基づき目標値と達成期限を定めるべきだ。空洞化している市街地を活性化のために、市町村の負担を軽減できる施策が必要だ。とそれぞれ村井知事及び太田住宅部長に質した。

 まず知事は、プランは県経済の再生をするために、県が経済活動をするための方向性を示すものと、環境づくりや再生の道筋を作ることで、数値目標はかなり難しい。ただ、プランの冒頭には県民所得を全国水準に持っていくことを目標として掲げている、と応えた。また、空洞化対策では国や市町村と蜜に連携を取り、空きビルのリニュアールなど積極的に街づくりできるよう対応していくと太田部長は応えた。

 佐々木議員は、予防医学の学びの場として知事が学長となり、老人大学などの延長上で健康大学構想の開設をし、金をかけず予防医学を徹底させ、医師不足対策の一助にしたらいかがか、また長野県民健康長寿宣言を発令し、「ストップ・ザ介護」「寝たきりゼロ運動」を展開し、長寿県として更にリーダーシップを発揮するべきだ、などユニークな提言をした。村井知事は長寿県を維持するためにも面白い発想だ。県民の健康づくりに有力な手法だ、他の組織も加えて検討させていただくと、前向きな答弁をした。
その他に勤務医不足が地域医療の崩壊となっているなど、医師不足の問題も取り上げ渡辺衛生部長にいくつかの例を挙げ質問した。

 中期総合計画は戦略的に

 創志会3番手は金子ゆかり議員が登場した。豪雨のたびに諏訪湖周辺の浸水被害を解消するために、釜口水門の水門操作により水位調節が出来ないか。また、湖底の水が流れないことが諏訪湖の浄化作用を妨げている、釜口水門の下段放流を試験的に実施してみたらいかがか、などを質問した。水門操作による予備放流は有効手段であるが、大量の水が天竜川に一度に流れるなど技術的な課題がある。また、下段放流は水質浄化には良いが、底流部分が流れるため流域の利用者との、情報の共有が必要などと難しい課題があると原土木部長は見解を示した。

 中期総合計画策定にあたっては県民要望を実現するために、戦略的計画にするべきだ。また各部局の既存・新規の各種基本計画との整合性をどう図るのかと、創志会で事前に宮城県の調査結果の例をあげながら質問した。村井知事は5年間の中で一定の成果をあげていくには、部局横断の戦略的計画は重要だ、今後の審議会で検討していただくと提案を受け入れる方向を示された。更に現在策定中の計画は整合性を持たせる、既存の計画は適宜柔軟に直していくとの考えを示めした。

 そのほかに子育て支援について、事業所内保育所の認定基準の緩和策などを質問した。