現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

森林税等知事の考えを質す・・・・一般質問・・

県議会報告

 2日 私としては改選後初めての一般質問を行った。今回はわが会派から一般質問の希望者が多く割り当て時間は11分であった。まず最初に佐久地方を襲った先の台風9号の現地調査の際、災害現場の緊急対応が必要であったが、中々対応の建設業者が見つからず、流域住民の心配を増幅させたとのことであった。業者が見つからないで、被害を大きくしたらどうなったのだろうかと思うと、冷や汗が出る思いである。原因は危険な思いで緊急対応しても、災害復旧の約束がない現況で業者はためらっていたからである。人道的に云々と語れない現実的な問題である。そんな入札制度について触れてみた。今後、災害時に応急措置に協力した業者の災害評価点をより重視し、総合評価落札方式で反映させ、災害時に応急対応した業者が報われるよう配慮するべきと、土木部長の見解を質した。

 土木部長は、技術者として緊急な状況の現場の対応の仕方が分かっているだけに、十分とはいえないが理解を示した内容の答弁であった。知事は他の議員の同様な質問に対しての答弁は、理事者のトップとして当たり前かもしれないが、単に入札の公平性を語るのみであった。やはり緊急時の対応は現場に携った人のみしか、苦しみは分からないと思う。もう少し理事者のトップとして優等生の答弁でなく、時には県民の視線を乗り越えた答弁も必要であると思う。そのことが逆に県民の皆さんの利益になることもあることを分かってほしいと思った。

 次に野生鳥獣による農林業の被害対策について、個体数の調査には冬季シーズン初めに、初雪の頃上から確認することが一番有効であるといわれてるので、長野県と隣接する県と協力し、同じ期日を設定し同時に空から確認調査する考えはあるか。また、増えるシカ等の捕獲など「個体郡管理」を積極的に推進するべきと、林務部長に答えを求めた。

 林務部長は地上調査と併用することによって、効果的な手法となることが考えられるので、広域的な観点から近県と連携した空からの調査についても検討し、生息調査の精度の向上に努めると応えた。その他、捕獲獣の処理加工や安定供給できるシステムづくり、狩猟者が捕獲獣搬出のための支援などを質問した。いずれも捕獲獣をジビエ向けに、積極的に対応する旨の答弁を得た。

 最後に仮称森林税の使途等について質問をした。基本的に森林税導入がされても、従前の森林関連予算約47億円は継続していくべきと県の考え方を質問した。林務部長は、森林税の導入が実現した場合でも、その財源をこれまでの施策に加えて取り組んでいくと、従来の予算枠は確保していく考えを示した。また、森林税負担者の大多数は「みどりの社会資本」としての享受は受けているものの自分の森林を保有していないが、自分の森林を持っていない多くの税負担者のために、里山美林の整備や水環境の整備を行い、美しい森林づくりを掲げ、「景観」によって還元してやることも必要ではないか。そのために間伐整備事業は、国の補助事業を有効活用のうえ、原則既存の事業予算としつつ、私は「里山美林整備事業」を新税対象事業の柱として実施するべきと、林務部長及び村井知事の考えを質した。林務部長は、県民集会においても里山整備の必要性の意見もあり、目に見える形で取り組む。知事は県民の理解と主体的な参加をいただくためには、県民の目に見える場所での取り組みは肝要だと、いづれも提案に対し前向きな答弁をしていた。

 更に5年間と言う時限立法でそれらの役目を果たすことができるのかとの質問に対し、林務部長は長期間計画的な森林づくりを図ることが望ましいとしながら、喫緊の課題に対応するため一定の期間を設定し、導入効果を検証したいと答えた。また、この4月から国の税制度が改正され、税の収納形式が変わり、税負担者である県民の増税感意識がある状況の中で、新税開始の時期については、国の税制度改正の理解がある程度県民に浸透してからが望ましいと思うがと、開始の時期について知事考えを質した。知事は住民の増税感があることは承知しているので、幅広い県民や法人の理解が必要だ。また、実際に課税徴収を担当する市町村の意向も尊重する必要があると理解を示し、導入の時期については県民の意見や懇話会の提言を踏まえ今後判断していきたいと、慎重な答弁に終始していた。

ざっとこのような質問をした。質問の内容は「定例会一般質問」の項に全容をUPしてあるのでご覧いただきたい。