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国民に目を向けた国政運営を期待したい

私の意見 

 国会では航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の疑惑に絡む問題を取り上げ、民主党は額賀財務大臣の証人喚問を要求するなど混乱をきたしている。山田洋行の元専務の宮崎元伸氏や、前防衛次官の守屋武昌氏等の行為は、今までの証言を聞くに及び許せるものではない。捜査当局も早期に全容を明らかにしてもらいたいものである。額賀氏の「宴席問題」について守屋氏の証言に基づき、民主党は額賀氏か守屋氏のどちらかが偽証なのか、はっきりさせたいと追求しようとしている。疑惑があれば当然必要であろう。私は民主党を批判するつもりはいささかもない。ただ、現在の国会の審議の仕方等に疑問を感じている。

 私ども長野県議会でも田中康夫知事時代「公文書破棄等の問題」等で、県議会において調査特別委員会いわゆる「百条委員会」を設置して疑惑解明を図ってきた。しかし、あくまでも「百条委員会」と県議会としての通常の各委員会や本会議等に、支障をきたさないよう議会運営がされてきた。県民の生活に影響を及ぼさないよう格段の配慮をしてきたのである。しかし、現在の国会の与野党は国民を無視し、各党のメンツと党利党略を図るための、都合のみで運営されているように思えてならない。もう少し国民に目を向けた国政運営に、国会議員の皆さんは努力していただきたいものである。

 更に、本日の新聞を見て驚いたことがある。民主党の山岡氏は額賀氏の「宴席問題」について守屋氏の証言に基づき、額賀氏の席順まで詳細に示し証人喚問をしていくのが言いとして、民主党の証人を明らかにすることは難しくない、と断言されている。その点は否定するものではない。そう言いながらも、「具体的に我々の調査チームで調査を綿密にやり、証言をえている。私自身はタッチしていないから分からない」とのコメントが掲載されていた。それでは実際に質問に立った辻泰弘氏はそのチームに参加していたのだろうか。それを明らかにするべきではないか。あるいは自らが独自調査をしてその裏づけを取ってコメントするべきではないか。それが疑惑解明に参加している国会議員の責任ではないだろうか。

 ここで再び「百条委員会」を振り返ってみる。私どもはどんな些細な疑問であっても、会派を超えて意見交換をしその真実を追究してきた。決してその中で確信あるだろうと思われる疑惑の意見が出ても、鵜呑みにして「百条委員会」で尋問したり、他の同僚議員や報道機関にはもらすことはなかった。私どもは信頼おける仲間の議員からの情報においても、必ず事実関係について自らの足を運び、本人やその取り巻きの皆さんから直接話を聞き、一つ一つ疑問を解明してきたのである。その結果、全く間違っていた情報であったり、事実関係を明らかに出来なかったり、逆に思わぬ真実が明らかになったりしたのである。その上で再度仲間と議論を重ね、調査した真実に基づき証人尋問等を行ってきたのである。ここではその内容や結果についての考えは述べないが・・・。その点については11月19日の清水洋君のブログ・清水洋ある日ある所で・の「防衛省疑獄(?)」をご覧いただきたい。

 今、党で立場のある国会議員たちが、余りにも無責任な発言を繰り返しているのに憤りを感じる。だから国民を無視している国会運営だといわざるを得ない。額賀財務相が本当にその疑惑の宴席に同席していたとするのであれば徹底的に追求するべきである。そしてその事実が明らかになれば、額賀氏は国民にしっかり説明をすると共に、即刻大臣を辞めるべきであると思う。単なる情報やそうであろうとする思いで証人喚問したり、党利党略に基づく発言は慎むべきではないか。

 自民党も問題を隠そうとか、うやむやにしよう等としないで、自らもこの問題の真実を明らかにして、速やかに本来の国会に戻す努力をするべきではないか。地方では来年度の予算編成をしようにも、諸施策や財政が不明確の情況で編成することも出来ない。今の地方は産業全体を含め生活者も困窮を極めているのである。一日たりとも国会の空白は許せない情況であることを、国会議員の先生方は知るべきではないか。