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野生鳥獣対策地域を見学

活動報告 

 3日 野生鳥獣による農林業被害額が、年間16億円にも及び農山村地域における深刻な問題となっている現況の中で、日本シカやサル対策など積極的に対策を実施している現地見学会に参加した。この見学会は県が腰原副知事が本部長となり「野生鳥獣被害対策本部」が設置され、野生鳥獣に関する情報の収集・共有を図り、総合的・効果的な対策を推進するため、被害対策に対する認識の共有化を図るために実施された。

 この見学会には県野生鳥獣対策本部に参画している衛生部・生活環境部・商工部・農政部・林務部の各職員、地元の現地機関職員及び県議会議員の有志が参加して行われた。本日の見学地は大町市役所で概況説明を受けたあと、安曇野市穂高小岩岳・松本市梓川の被害対策現場の取り組み状況を見学した。

 各地域ともモンキードッグによる対策、簡単に自分で作れる猿害防止策「猿楽君(えんらくくん)」、電機策を設置しサルからリンゴ園を守る事業などを見学した。いずれの施設も効果は出ているものの、今後の課題も多かった。いずれにしても、根気よく継続し手鳥獣に向き合っていくことが必要であることと、何よりもサルやシカやイノシシなどが逃げ隠れできる、畑の周囲の荒れ果てた遊休農地や、藪となっている山林の整備が必要であることが改めた感じさせられた。また、それぞれ個人個人だけの対策でなく、地域の皆さんの知恵と協力を得て、野生鳥獣に負けない集落づくりを目指し、被害の軽減に県も積極的に速やかな対策をするべきと感じた。

 野生鳥獣との共有を図ると言われるが、やはり人間の生命と生活の基盤としている農林業を、第一義に守ることがより求められているのではないだろうか。今後も野生鳥獣対策に向けて取り組みの強化に力を注いでいきたい。