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丸山勝司前代表監査委員の判決に思う

 

 29日 昨日来の、各テレビ・新聞によると丸山勝司・前県代表監査委員が、県に退職手当1228万円余の支給を求めた訴訟の判決が28日、長野地裁であり県の主張が認められず、県に全額を支給するよう命じたとの報道がされた。これは当時代表監査委員であった丸山氏が、監査事務執行中に公用携帯電話を使用して、「株情報の閲覧」など不適切な使用をしていたことを、当時の県議会総務委員会において、同僚議員であった清水洋議員(志昂会)が質したことによって発覚した問題である。監査委員は公平公正な立場で県が執行した経営にかかる事務事業の管理等を監査することとされている。しかも、監査委員の一般的選任要件については、「人格が高潔で財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し、優れた識見を有する者」と自治法に定められている。

 更に、地方公共団体の長は監査委員が、職務上の義務違反その他監査委員たるに適しない非行があると認めるとき」は「これを罷免することができる」とされている。このことから見ても丸山氏の行った行為は当然罷免に当たるものであった。しかし、当選して数ヶ月の村井知事は丸山氏の辞表を受理してしまったのは残念であった。今回の司法の判断は「退職手当の支給を留保する法的根拠はない」とされている。退職金の支給云々のみの判断としてはやむを得ない面もある。但し、罷免に値する行為であったことは紛れもない事実である。それらが判断材料になったのか分からないが、判決結果は残念でならない。

 県議会は当時(平成18年12月)「丸山勝司前代表監査委員の不適切な行為に断固抗議するとともに説明責任を果たすことを求める決議」を議決している。県議会で決議しているにもかかわらず、丸山氏は未だに何の説明も謝罪もしていない。少なくとも監査委員の選任を受けた当時「人格が高潔」と自認されていたならば、今回の判決に関係なく道義的にも県と県議会及び県民に、説明と謝罪をするべきであろう。本日、緊急に各会派間で連絡を取り合い、明日下崎議長からこの訴訟結果を受けコメントを発表することとなった。それを受け、丸山氏が一握りでも人間としての心を持ち合わせているならば、誠意ある謝罪を期待したいものである。