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依然と厳しい建築環境


 22日 聖徳太子の月命日である本日、南佐久太子講祭が行われた。聖徳太子は建築関係の職人の守護神として崇敬されている。この地区の皆さんは早くから太子講をおこし、守護神として祀られてきている。昨年南佐久建設会館敷地内に「太子講碑」を建立しこの時期の月命日に祭事を行っている。参加者は建築関係のあらゆる職人の守護・業務安全・商売繁盛・金運招福などを祈願した。

 なぜ職人の神様なのか? それは太子が仏教文化を推進する中で、日本最初の本格寺院の法興寺を始め法隆寺など大寺を次々と造営した。当時の寺院建造は建築・工芸技術など最先端的総合文化の結晶だったといわれている。その寺院の建築の主役は、関係の職人を統括する木工であり、「大いなる工人のまとめ役(大工)」ということのようである。近世になり大工・左官・屋根屋など建築に関わる全ての職人が太子講を組織し、自分たちの祖神として祀る習慣が生まれたということのようである。

 参会者と懇談したが、建築関係の環境は悪い中、昨年来の世界的経済不況により、いっそう苦労を強いられている。厳しい経済環境から一日も早く脱出し、県や国が進めている緊急経済対策や本年度の事業前倒しの効果を期待したいものである。「苦しいときの神頼み」ではないが、本日の太子講を崇敬することで、一筋の光明を見出して頂ければと願うのみである。