現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

人権を考え直された一日

活動報告 

 7日 風は冷たかったが、久しぶりに晴天となった本日、第5回人権フェステバルin佐久穂町が開催され参加した。大勢のボランテイアや町民の皆さんが参加され、人権意識が高いことに感動した。私も県の人権に関する審議会が答申された、人権政策の基本理念の中に掲げられている、「人権尊重の意識は『差別しない、させない、許さない』ことを基本として、各人が日々の生活など、様々な事項を通じ、自ら考え(自問自答する)中から、培われるものであることを、伝えることも必要です。」と記されていることを紹介し、本日の人権フェステバルが、「基本的人権の尊重される社会の実現」につながり、人権が尊重されることが当たり前の社会となるよう、人権尊重の意識を伝えていかれる、その一歩となる一日となりますようご期待申し上げます。と挨拶で触れたところである。

 その後、松本サリン事件被害者の河野義行さんによる、「消えかかった命」すくったのはあなたと題する講演を聞く機会を得た。私たちもあの松本サリン事件では、当時の報道によると河野さんが犯人であると思い込んでしまったほど、過熱的なマスメディアの扱いであった。後に東京での「地下鉄サリン事件」がおき、河野さんの無実がマスメディアの誤報を、誤報と伝わらないうちに無実となった。その間の河野さんを初め、ご家族の精神的肉体的苦痛は計り知れないものがあったことは、私たちには知るよしもなかった。そんな河野さんが家族とともに、強い絆のもとに、容疑者扱いされた苦しい体験を語られた。

 容疑者と言うより犯人だとも言われた河野さんの周りには、人権を無視され続けられた多くの人々がいた。また、どのような局面になっても無実を信じ、河野さんを支えてくれた人々も多くいたという。河野さんの歩んできた人生の人柄が、そのような支えになってくれていたと思う。河野さんは「必ず一人は信じあえる友を得ることが必要だ」と結んで講演が終了した。人権を考え直す良い機会を得た一日であった。