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「大阪維新の会」に思う

私の意見 
 16日 大阪府では橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に、大阪府議や市議多数が既存所属党派を離党し参加すると言う。言論や政治結社の自由は認められている日本で、それらの行為にとやかく言うつもりはない。しかし、地方自治法では理事者の長と議会は直接住民から選挙で選出され、二元代表制のもとで、一方が悪戯に権力を無謀に行使することをチェックする役目を持たしている。自治体の長が自分のやりたいことを押し通したいために、議会をコントロールするかのような政治結社を作る行為はいかがなものだろうか。名古屋市や鹿児島県の阿久根市なども、形こそ違え似たようなものである。

 このような行動が全国に蔓延していけば、地方自治体は完全に崩壊してしまう。住民の皆さんは「格好いい自治体改革」としか映らないのかもしれない。どのような素晴らしい自治体の長が誕生しようが、全てを丸呑みで良しとは行かないと思う。議会の中でよく言われる与党的な場合であっても、長の政治姿勢や施策運営を全て認めているものではない。いわゆる「是々非々」である。長が自分の政策を実行しようと思えば、議会側に丁寧な説明をすることになる。それは強引に推し進めようとするものではない。議会も疑問点を質問し、お互いが住民の立場を考えて、納得したうえで「ノーかイエス」の意思を表明することになる。

 非常に危険なファッシズム化を助長しかねない行動であると思う。自治体の長も議会も、そして住民も冷静に判断していかなければならないと思う。その点マスコミの皆さんも、面白おかしく報道するのでなく、地方自治の根幹を揺るがす問題だけに、問題の核心を捉えた報道をしていただきたいものである。住民の皆さんをもてあそぶような不見識な長は断じて許すべきではないと思う。