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阿部知事は長野県農業をもっと理解するべきだ

県議会報告 
 4日 今日の一般質問は創志会デーだった。トップバッターに高橋宏議員、続いて佐々木祥二議員、一人おいて午前の最後に私が、午後には金子ゆかり議員が知事ほかに質問した。私は「長野県農業と信州型事業仕分けについて」ついて、敢えて事業仕分けの目的・内容や、手法手段などに触れずに、鳥獣被害等、農業に関わる国の事業仕分けを例に、課題の原点に戻り、知事が体験された事業仕分けの状況を取り上げて、その当時の知事の考えを聞いた。

 それは、本県の基幹産業である農業が、国の事業仕分けによって、大きく揺らぎ、国に対する信頼が損なわれ、本県農業の将来が危惧されているからである。信州型事業仕分けが、正しい考え方の下で行われなければ、ならないからである。事業仕分けを実施しようとする根幹の趣旨や理念が間違っていては、知事が言われる「誰がやるべきか」や、「制度上の問題の整理」はできない。結果として県民の利益にならず、県民の信頼を損なうことになるからである。

 国の事業仕分けで当時行政刷新会議事務局次長としてワーキンググループの指揮を取っており、長野県の知事をめざしていた阿部知事は、鳥獣被害の認識があったにもかかわらず、本県の鳥獣被害状況の調査はしなかった、仕分けの結果は鳥獣被害防止総合対策交付金が大幅に削減された。その結果本県の農家は大打撃を受けたのである。その指揮を取っていた阿部当時の政刷新会議事務局次長の判断は間違っている。反省して訂正をするべきと知事の考えを質した。

 知事は、仕分けは行ったが結果として国が交付金の削減を決定したものだ。とひと事のような応えであった。「長野県を愛する」として知事に就任された知事としては、あまりにも本県農業の実態と農家の苦しみを知ろうともしていないことは寂しい限りである。国は鳥獣被害防止総合対策交付金のカットは間違いであったから、来年度予算に復活を決めた。自分の主張を誇張するだけで、聞く耳を持たない姿勢は、知事が常に言われている「対話」にはならない。素直に調査の仕方やカットは適切でなかったと知事が訂正しても、知事の威信に傷つけることにもならず、影響はないはずだ。むしろ、本県の農家や県民市町村長、県議会議員からは良い評価を得られるはずである。

 私は、今までの知事の答弁を聞く限り、現在県が色々実施している政策評価、県の監査、議会の決算委員会の審査、議会のチェック機能等で十分であると考える。信州型事業仕分けは、慎重に対応するべきと指摘させていただくと、知事の猛省を促した。

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