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求められる本当の強いリーダー::9月定例会が閉会::

県議会報告  
 14日 阿部知事となり初の県議会9月定例会が、約127億円の一般会計補正予算及び2特別会計補正予算、21年度一般会計決算認定などを可決し閉会した。一般会計補正予算約120億円の内約100億円は、私が所属する建設委員会が所管する経済対策関係予算であった。代表質問・一般質問を通じて阿部知事の県政の基本的な考え方が、最後まで分からなかったことは残念である。その曖昧な姿勢が委員会審査にも少なからず影響したことは否めない事実となった。職員の皆さんも知事が公約として打ち出している政策(?)項目が明確でないために、政策推進にどのように事業化するのか、予算に反映させなければならないのか、悩んでいるようである。

 事業仕分け一つとっても、議会は最初から事業仕分けを否定しているものではない。代表質問や一般質問で多くの議員が行政仕分けについて、いろいろの角度から知事の考えを求めた。知事としても自分の目指す『信州型事業仕分け』
を説明し、理解してもらうには最大のチャンスであったはずだ。にもかかわらず、具体的な仕組み等を公言しなかった。にもかかわらず、年度内に実施したいと言っているが、実施部隊として仕分けを取り仕切る職員が、内容も分からないで果たして実施できるのだろうか。議会としても、どうするべきか心配されている議員もあるが、議会は既に知事に質すべきものは質したので、あとは知事が明確な方向を示さなければ議論の対象にはならないので、議会側としては待つしかない状況である。

 浅川ダムの問題もそうであるが、すべて自分が問題を直接抱え、自ら判断しなければと言う姿勢は、一見リーダーとして逞しく見えるが、実態は何も結論が出ずに、深みにはまるばかりであると思う。本当に強いリーダーは、優秀な職員をいかに使いこなせるか、協力してもらえるかであろう。本定例会を無難に済ませたと安易に思うのでなく、副知事時代と異なりすべて決断を下さなければならない知事として体験した本定例会を、しっかりかみ締め県民のために混乱させることのないように、また、自らの公約を実現するためにも、大いに反省し政策実現に努力していただきたいと、強く感じた定例会であった。