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活動報告 

 29日 阿部知事は午後の記者会見で『浅川ダム』について、ようやく決断を下し「建設を継続する」と発表した。理由は、今まで建設部等の説明が分かりにくかったが、今回、和田副知事が責任者となり「論点整理」をしてきた最終報告書により、「浅川ダムの工事を中止するという、重大な疑義は確認できなかった」ことが分かったとしている。理由はともかくとして、勇気ある決断をした事に対しては評価ができるものである。知事も記者会見で言っておられたが、これから地域住民の皆さんや県民の皆さんに、丁寧に説明する必要もあろう。

 発表のタイミングも議会対応というより、来年度予算の確保のため、また、国との折衝や県内の予算編成上、ここで決断をしなければ県内外に大きな影響を受けることになるだけに、最後のタイミングでもあると思う。明日からの県議会一般質問で、様々な質問もあると思われる。浅川ダムの必要性を認め、事業費を議決してきた立場として、継続の判断をした阿部知事の浅川ダム事業に対し、今後、支援をしていくつもりである。

 記者会見を聞きながら、私もようやく一般質問の原稿がまとまり、ほっとしているところである。一般質問2日目の12月1日2番目に質問することとなっている。今回は歯科保健推進条例が可決したことに伴い、来年度に向けての取り組み等について、また、長野県中期総合計画について、阿部知事は1年前倒しをして見直しをしようとしているので、その必要性と私の考え方を提案する予定である。傍聴を頂き、ご批判をいただきたいと思います。

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県議会報告 
 25日 県議会11月定例会が開会された。阿部知事は本会議の議案説明で、9月定例会で所信表明した5つの基本姿勢と政策の4本柱について、現在各部局で具体的な施策を鋭意検討しているとした。その後、新たな総合5カ年計画の策定、信州経済戦略会議の設置、信州型事業仕分けの先行実施など、新たな県政の実現に向けて種をまく取組みのための予算を盛り込んだと説明があった。

 新たな総合5カ年計画については、リーマンショックや国政による政権交代などをあげ、県政を取り巻く状況は、現行の長野県中期意総合計画策定時とは大きく変っている。そのために1年前倒しして平成24年度を初年度とする新たな総合5カ年計画の策定に着手すると考えを示した。私はこの新しい5カ年計画については疑義があるので、一般質問で知事の考え方を聞くこととしている。

 浅川ダムの問題にしても、知事の具体的な政策にしてみても9月定例会以後、具体的な考えは依然として示していない。この11月定例会には事業仕分けにしても、具体的な考えを示すのではないかと期待をしていたが、残念ながら期待はずれとなった幕開けとなった。県職員の皆さんと話をしても、知事の公約や考え方について理解を示そうと思っても、本当に何をどうすればよいか分からず困っているとの話を複数の職員から聞く。

 県民の皆様と直接対話する機会をできるだけもち、「県民のみなさと共に」県政を進めることを心がけてきた。と冒頭で話されたが、それら県民の皆さんの意見を実現するためにも、県職員や議会とのコミュニケーションをより高めること、職員に自分の考え方を丁寧に説明し理解してもらうことが先決の課題ではないか。知事は自分の考えを示そうとしないのか。あるいは考えが最初からないのか、全く理解に苦しむ。議会も共に県民の皆さんのために知事の考え方を質し、共に議論をしながら具現化しようとするが、これでは議論が空回りとなり、なんとも寂しい限りである。

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2010年11月15日_P1030865.jpg 2010年11月15日_P1030861.jpg活動報告 
 16日 東京・都市センターホテルで開催された、第10回都道府県議会議員研究交流大会に参加した。この大会は全国都道府県議会議長会が主催で、昨年に引き続き議員派遣として参加した。今回は『議会人の、議会人による、議会人のための研究集会 ~真の地方自治を目指して~』を目標にして、記念講演と5つに分かれての分科会、交流会の内容である。講演は時事通信社解説委員でテレビでもお馴染みの田崎史郎氏で、「日本の政治は良くなるか・ねじれ国会の課題と展望」と題して講演があった。国内外に懸念材料が一杯で、先の見えない政府国会の状況を、分かりやすく取材を通じての話で、大変興味深く聞き入った。(交流会は不参加した。)

 分科会は創志会から保科・金子議員も参加されたので、重ならないように第2分科会「議会の監視機能の強化」を選び参加した。最初に川村仁弘氏(立教大学経営学部教授)による基調講演のあと、福井県議会の笹岡一彦議員、宮崎県議会の丸山裕次郎議員から事例発表があり、会場からの質疑応答となった。川村先生は議会の執行機関に対する監視機能など、監査制度の見直しなどの現況を含め話された。概ね従来からの議会としての監視機能と監査のおさらいの面もあったが、執行責任とチェック責任は当然ながら別であると強調されていた。

 首長(知事)のマニフェストについては、住民はマニフェストを絶対視しそれを反対する議会を非難する場合が多い。しかし、住民の投票行動はマニフェストのすべてを承知して白紙委任はしていない。住民個々が、これとこれ等個別事案にそれぞれ賛成している。と解説され、議会は清々議論をするべきであると話されていた。また、議員提案条例については、執行部が条例に基づいて政策を実行しているかを監視していく必要があると論じていた。

 笹岡議員は、福井県議会の「行財政構造改革特別委員会」が実施している、外郭団体の事務事業評価にむけての調査活動について、委員会の持ち方、外郭団体評価マニュアルの作成、調査方法などが発表された。調査活動にあたり客観性を捨てて主観性を持って望んだ。監視能力は政策提案能力につながると成果を強調された。ただ、笹岡議員の発表の中で、「施策事業評価は知事の政策を評価することとなり、知事を全否定することとなるため事務事業のみにした。」と報告されたので、私は政策の評価はあくまでも評価で全否定にはつながらないではないかと質問したが、納得する答弁はなかった。

 宮崎県議会の丸山議員は「宮崎県の出資法人等への関与事項を定める条例」について、制定までの経過等について発表された。やはり行財政改革特別委員会を設置し、その検討課題での色々な議論があり、新宮崎県公社等改革指針を策定し、対象とする公社等の見直しまでの審議状況の報告は興味深いものであった。結果、県は、県が出資している団体のみでなく、県からの人的支援、財政支出している団体なども対象にする等見直しをし、それぞれ対象団体は毎年県に報告をし、県はその評価をして県議会に報告をするものとしている。そのため議会は毎年公社等をチェックすることができることとなった。

 いずれの議会も、条例制定までのプロセスを大切にし、丁寧に議論展開されていた。長野県議会も議員提案による条例をいくつか制定してきたが、やはり丁寧に議論されてきている。今後、両県議会のように議会の監視機能を高めるための条例制定の検討も必要であろうと感じた。監視機能を強化することが本来の議会の姿でもあり、それを実践することによって、議会による、ある面の事業仕分けとなるのではないか。

 両議会のパネリストに監視機能を強化するために、常任委員会の審査日数については議論されたか尋ねたが、質問の趣旨が理解されず、質疑応答がすれ違いとなってしまった。分科会の進め方に工夫も必要であることを感じたが、研究交流大会は大いに得るものがあった。得た知識を議会活動で発揮するには、大きな関門を乗り越えてこなければ生かされないことになる。まずは控える2つの定例会に全力投球をしながら、関門を乗り越えるための努力も怠らずにしたいと思っている。

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2010年11月12日_P1030853.jpg活動報告 
 13日 佐久穂町の生涯学習館『花の郷:茂来館』で、「創志会と語ろうin南佐久」を開催した。創志会の同僚議員私を含め8名(高橋顧問は都合で欠席)が参加し、9月定例会を中心とした県政課題について報告をさせていただいた。会場に訪れた皆さんは100名余で、私の予想より若干少ない結果となったが、PTAのイベントなど各種催しがある中ご参加を頂き、熱心に話をお聞きいただき感謝するところである。

 私の県政報告では一般質問で知事に質問した事業仕分けの質問趣旨と知事の考え方をまず報告した。次に私が今期力を入れてきた「長野県歯科保健推進条例」について、所属している危機管理建設委員会の9月定例会予算関係、議会も県と責任を持って作成した中期総合計画に対する阿部知事の考え方、地域の課題等を報告させていただいた。最後に議員の任期を半年をきった現在、「これらの県や南佐久の山積している県政課題に対処するために、引き続き県議会議員として、責任ある活動を目指すこととした」と、来季に向けた私の意向を発表し理解を求めたところである。

 会は、私のミニ県政報告に続き各議員から9月定例会で議論された、信州型事業仕分け、農産物マーケティング施策、知事部局に設置をするとしている教育機関(子どもサポート課)、児童虐待に関わる児童相談所の取組み、事業仕分けに対する県議会が問題としている点、議長から諮問されている議会改革の課題と現況、県議会議連(長野県さくらの会)などの活動状況、観光長野(ディスティネーションキャンペーン)の取組み、産業廃棄物の問題、中高一貫校と佐久地域の高校再編の現況、円高に対する県の支援策、知事の財政に関する考え方と本県の財政事情(臨時財政特例債)との関係、などなど、所属している委員会議員が中心に現況報告と課題について説明をした。

 いつもながら、会場に参加された皆さんの声をたくさんお聞きしたいと思いながら、今回も時間が不足してしまい、あっという間の2時間であった。創志会と語ろうのタイトルだけに、今後に向けて大いに反省しなければならないと感じたところである。

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私の意見 
 1日 政治の世界は国政であろうと県政であろうと、また市町村政にあっても基本は変らない。ただ、議院内閣制か二元代表制かの違いはある。実はこのことが国民の皆さんは政治の仕組みは同じだと思っている。そのことが、地方議会においても国会と同じように、首長選挙で当選者に支持したかしないかで与党議員、野党議員と判を押したように区分けがされる。議員側も与党議員として〇〇首長を支持していく、というコメントを良く聞く。どの基準で自ら与党議員とはばかるのであろうか。マスコミが棲み分けをしているだけではないかと思う。

 私は議員としての投票行動は、一つの選挙が行われる前後の状況や、その時の大きな課題に対しどう判断していくかなどによって決まるものと思う。選挙が終われば支持した候補者が勝っても負けても、与党・野党と決め付けることはいかがなものか。選挙ゆえに、勝った喜び、負けた悔しさは当然あることは事実である。議会は支持した候補者が勝った場合、一層厳しさを持って対応することになる。それは支持したからには驕り昂ぶりや、失政を犯してもらいたくないからだ。支持した候補者でない人が当選した場合は、異なる政治姿勢をいかに理解しあう努力をしながら、県議会の場合は県民を中心に考え、県民の利益につながる県政にするため議論を戦うことになる。いずれも議員として「是々非々」の姿勢は当然のこととなる。

 まさに議会の使命として、ほとんどの政策を理事者(知事及び首長)が提案こそするが、議会において決定した施策を執行機関が、その事業の実施や事務処理が適法・適正に行われているか監視することである。この監視する立場から批判することになるが、あくまでも住民の立場に立った正しい意味での批判である。また、新しくなった首長(知事)の政治姿勢に対し追求することは、住民本位の立場からも当然の行動であると思う。その批判的議論を見て「与党・野党」と決め付けることになってはいないか。

 わが長野県では知事も新しくなり、知事と県議会との間にギクシャクした面があることは事実である。それは、支持しなかった知事が誕生したからではない。誰が当選しても余程の事がない限りは4年間県政を託すことになる。いつまでも選挙結果を引きずっていたのでは県民の利益にはつながらない。お互いの主張を正々堂々と議論しあい、いかに県民益となる結論を導きだすかである。したがって、どちらも意地の張り合いをしていてはいけない。その点議会側のほうは、既に出されている知事の公約に沿った県政方針に対し、具体的な施策など知事の考え方を明らかにする事が先決として、それに向けた行動を取ることとなる。9月定例会の代表・一般質問で、既にボールを知事に投げている。それに今の段階で応えていないからギクシャクして見えることになると思う。答えが返らなければ残念ながらこのギクシャクは続かざるを得ない。

 知事は選挙等で公約した長野県の将来に大きく左右される課題は、慎重に説明責任を果たしながら実施に向けていけばよい。そうでない場合は、あまり肩肘を張らずに強引に事を進めるべきではないと思う。どうも肩に力が這入り過ぎている感じが見受けられる。もっと肩の力を抜いて自然体に議会と向き合うほうが賢明ではないか。冒頭に触れた議会の「与党・野党」を意識しすぎるのではないだろうか。自らの県政方針、具体的施策などを、積極的に議会側に示せば、それなりの反応もあり、答えは見えてくるものと思う。議院内閣制でなく二元代表制を理解し、議会が自分の県政運営に異論を挟んでいる理由を素直に分析検討したうえで、真正面から議論展開することによって道は開けていくものと思うがいかがなものか。11月定例会には来年度に向けて県民のために、もっと実のある議論のやり取りをしたいものである。

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