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活動報告 
 14日 10日に11月定例会が閉会となった。建設委員会、危機管理委員会の審査状況も草稿してあったが、何故か最後のまとめができず、つい時期を逸ししてしまった。この間、信州型事業仕分け等について、会派内においても朝・昼食時・休憩時など、議論をして意見集約していた。最終的に「構想日本」に対する委託料全額削減から、一部減額修正に切り替えることとなった。本会議で私は事業仕分けについて意見を述べ賛成討論をしたが、自民党県議団から「詭弁だ」とのヤジが飛んできた。分からないわけでもないが、今まで全額修正案に同調してきていた際に、もっと分かりやすく説明をしてきていれば、そのようなヤジはなかったであろうと反省している。

 臨時議会と定例議会を通して阿部知事の県政の姿勢が、かすかに見えてきたような気がする。知事は答弁や記者会見などで、「多くの皆さんの意見をお聞きしていく」「いろいろのご意見がある(議会の)が」と同じようなことを述べている。更に、浅川ダムダム問題の決断を前にして、議会対応に対する報道機関からの質問であろうと思うが、「私は県民の代表でもある。自分自身が納得できる形でやりたい。議会は重要であるが、議会のために仕事しているわけじゃない」と言い切ったと報道されている。(朝日新聞12・14)

 一連の発言を重ねてみると、自分の考え方がないとしか思えない。また、議会も県民の代表であることを忘れては困る。何故もっと自分の県政方針に対し、理解を求めようとしないのか。確かに私たちも知事と懇談をしたが、通り一遍の他人事のような懇談で、議会側に「理解を求めた」と既成事実を作ってほしくはない。私ははっきりと「知事はまだ若い、長野県の将来を考えていただけるなら、知事を支えるグループ(会派)はどこなのかを認識したほうがよい」という意味の言葉を投げかけた。知事の考えが理解できなければ、議会にとっても県民の代表である立場から、分からない点、異なる点、こうして欲しいとすること、など主張していかざるを得ない。

 それらの意見を全て「単なる反対者の意見」と捉えているとすれば、県政のトップリーダーとはいえない。浅川ダム問題で事業継続に反対する県民に説明会を開催し、自らが説明をして説明責任を果たそうとする努力は評価したい。しかし、県政は一人では何もできない。県民の意見を聞くことも大切である。その多岐にわたる意見を、どのように集約し要望に応えていくのか。それらを施策としてまとめ事業化していくには、県職員・市町村の協力を求めなければできない。そして議会の同意が得られなければ執行できないのである。

 知事の発言要旨を単純に整理してみても、このようなプロセスを踏まなければならないことを理解されているのだろうかと思う。もっと謙虚な気持ちで、時には強いリーダーシップを発揮し、県民のための県政運営をしていただきたいものである。11月定例会が閉会となり、タイムリーな報告ができなかったことを、人の所為にするわけではないが、まずはお詫びしたい。そして見えてきた阿部知事の県政運営に姿勢に対し、改めて議会として知事にとって都合の悪い意見を、今後も述べていかざるを得ないと感じた。そのことが知事を支える議会の役目であるからである。