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「敗戦の将は、兵を語らず」といわれるが

報告 

 13日 11’県議会議員選挙に残念ながら敗退した。敗れて思う反省は沢山あるが、「敗戦の将は、兵を語らない」の逸話の通り、自らの不徳を認めざるを得ない。私にご支援を頂いた皆さんや、期待を寄せていただいた皆さんに、その期待に応えられなかったことを心からお詫び申し上げたい。残念な気持ちには変りはないが、気持ちを入れ替え、立場を変えて地元の皆さんや、県民の皆さんのためにお役に立てられるよう努めていくつもりである。ご支援いただいた皆さんや、何かとご提言ご指導いただいた地元町村長の皆さん、8年間共に県民のために苦楽を共にして議論してきた県職員の皆さんに、心から感謝申し上げ、これからもご指導を賜ることをお願いするものである。
それにしても、今回の県議戦を振り返って改めて感じたことがいくつかある。私個人の問題は語るつもりはないが、議会全体を通して県民との乖離というか、議会活動、政務活動の伝え方の難しさを痛感している。

 今回、私も県民の皆さんのためになる議会改革を推進すると訴えてきたが、創志会のマニフェストにも地域の意見を聞く意見交換会を県内各地で開催するとしてきた。今までも「創志会と語ろう」や地域での県政報告会を開催しているが、これで満点という報告はできない。定例会の一般質問や代表質問、委員会の審査情況等はマスコミも取り上げるが、県議会議員の閉会中の議会棟や県庁での政務活動は、中々取り上げてもらえない。条例制定に向けた活動、個々の課題に向けた活動、現地調査や視察など、地元でできない活動はほとんどマスコミも取り上げていない。会議やイベントの挨拶要員だけでなく、実は、閉会中の活動のほうが多いのである。

 今回の選挙にあたっても、知事との関連(支持か不支持か)、議員の報酬・定数問題を大きく取り上げている。私は選挙になってパホーマンス的に県民受けするような言い方はするべきではないと主張してきたが、新人はともかく、現職議員は自分の政務活動に自信を持ってしかるべきと思う。地震による被災地の皆さん等への支援対策は別の次元で考えるべきである。報酬の額面のみを知らせれば、大方の県民は高すぎるというであろう。しかも、政務調査費は少なくとも創志会の議員は、飲食の伴う会での参加費や負担金は一切ゼロ申告で、人件費・資料代を除く政務活動費は全て二分の一の申告となっている。当然二分の一分の不足分は報酬内で賄っていることになる。問題は実質議員が使える金額はどれくらい残るのかである。閉会中何も活動をしないで、また、県庁内や議会棟の関係者と何の付き合いもしないで、自宅と必要のあるときだけ議会棟に出てくるだけであれば高すぎるといえるであろう。 大方の議員の実態は閉会中の政務活動は、まじめにハードな日程をこなしている。

 「敗戦の将・・・」で愚痴にとらわれるかもしれないが、地震に対する思いでの報酬削減を言うのであれば時限的に実施するべきであって、恒久的な削減は若い優秀な議員の進出を阻むことにつながる。また、自宅から議会棟に通える議員と遠距離からの議員とによっても意見が分かれることになると思う。報酬のことだけを語るつもりではないが、マスコミの取り上げ方には一考を促しておきたい。話を戻すが、閉会中の議会棟や県庁での政務活動は県民の皆さんに伝わりにくい面があるし、伝えにくい面もある。ともかく県民との交わり方、県政報告等の手法手段に欠落していたことは事実として認めざるを得ない。

 韓信が敗戦の将に意見を求めことに対し「敗戦の将は、兵を語らず」と李左車は固辞したとのことである。敗軍の将は謙虚で話さないことに徹するべきといわれている。つい、愚痴めいたことになってしまったが、これからの県議会において、これらの課題に向かわれる為にも、マスコミの扱いに対しても、この逸話では勝利の立場にある人は進んで「敗者に復活する機会を与え、その意見を求める」態度が必要ではないかとも解説されてあるように、問題の真髄は何かを考えた課題解決と報道の仕方を願うものである。

 たまたま、元同僚県議会議員の清水洋さんのブログにも、私にとっては大変大きな評価を頂く中で、同様な意見が掲載されていた。是非こちら(4月11日:県議戦の結果)もご覧いただきたい。