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「大阪維新の会」に疑問

 26日 大阪府議会では「大阪維新の会の」府議団が「君が代条例」案を議長に提出したとの報道があった。君が代や日本の国旗を国民が自然体で尊敬し歌うことは当然のことであると考える。今回の条例内容や議員提案しようとする行為については、議員に与えられている権能を常識の範囲で行うことであればとやかく言うものではない。しかし、何故急に条例化しなければならないのか。国旗・国歌は条例で強制的に締め付けるものでなく、国民が当然親しみ尊敬しなければならないものである。ともかく、この報道を見て以前から疑問に思っていたことがよみがえってきた。

 そもそも「大阪維新の会」は、橋下徹大阪府知事が立ち上げた組織である。ここでもその内容等については言及するつもりはない。ただ、議会が知事と同調し「大阪維新の会」府議団を発足し、府議会の過半数に及ぶ議員がいるとのことである。府の行政や知事をチェックする議員が、知事と同じ「大阪維新の会」で活動することに疑問を持つのである。国でも政権与党の中から総理大臣を選出しているので同じではないか、との意見もあろう。しかし、国は議院内閣制であり、地方は二元代表制であり仕組みそのものが全く異なっている。だから、正常にチェック行動ができるのか疑問なのである。

 長野県を含め全国の都道府県議会でも、知事を支えようとする県議団はある。どこが違うのかとの反論もあろう。確かにその通りであるが、大阪府の場合は府議会議員が選挙に勝つための手段として「大阪維新の会」に賛同して組織が設立されたと解釈している。設立の動機が不穏で自己保全型の考え方から出発していると思えてならない。そのために、正常にチェックができるのかとの疑問にたつのである。勿論、その設立の真意は「大阪維新の会」府議団の議員に聞かなければ分からないが、今までの経緯を報道で知る限りにおいて、疑問より危険な府議会に思えるのである。大阪府民が選挙で選出されてきているので、よそからとやかく言うべきではないかもしれない。長野県も異色の知事時代苦い経験があるだけに、どうしても気になってしまうのである。