現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

本来の国会議員の仕事を

  21日 私が一番心配していた事態となってしまっている。国会における自民党がとった国会戦略である。大震災の復興について、まずはなりふり構わず与党民主党に協力をし、復興計画を樹立すること、その財源を約束する予算を成立させること。ここまでやって、初めて菅首相の退陣問題とするべきであった。早々「菅首相不信任」を提出し、それを否決された。想定していた筋書きであったはずだ。菅首相が不信任案否決後、堂々と居座り、次から次へと新しい政策を打ち出している。そのために会期の大幅延長を示唆している。そのことをすべて好ましい情況ではないことは分かっている。しかし、今国民が被災者とともに求めていることは、「復興計画」「震災に影響を受けた経済対策」を一日も早く成立させて実行を願っているのである。

 自民党は、そのことを痛いほど分かっているが、早くに「菅首相不信任」を提出してしまった手前身動きが取れないでいる。菅首相の退陣ばかり叫んでいれば、復興計画が遅れ国民から批判を受ける。だからと言って、退陣を宣言した菅首相の下で大幅な会期延長し、菅首相が新たに打ち出した政策の審議には応じられない。これらもある程度想定しておかなければいけない事であった筈である。しかし、国民感情を無視できない自民党は大幅国会の延長や、菅首相の下で次か次へと出される施策を無視できない、そのジレンマに苦しんでいることであろう。

 このような結果を作った「長老議員」「歴代首相経験者」の責任は大きい、猛反省をするべきである。その考えに甘んじて乗った谷垣自民党総裁も攻められて当然であろう。こんなことをしているから自民党の支持率は上がらないでいることが、分かっていないのだろうか。いずれにしてもこのような先を考えないで、その場その場だけの政局だけを考えた党運営では、今後も政権復帰の展望は難しいのではないか。ますます国民から見放されていってしまう。期待した民主党も全く期待はずれ、お灸をすえて分かってもらえたと思った自民党もこのていたらく、そのほかの政党では弱小すぎて問題外、一番不幸を見るのは国民なのである。もう目をさめてもらわなければ日本の将来は、崩落の一途をたどっていくしかない。「何とかして欲しい」とかすかな願いが国民に残っているうちに、国会の先生方は目覚め、本来の国会議員の仕事をして欲しいものである。