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人間の生活圏を脅かす野生鳥獣

 13日 最近、南佐久の郡内を回る機会が多い。県議時代や選挙中もかなり細かく郡内の道路を回ったつもりであるが、あまり気にも留めなかったが、住宅街から少し入り集落から次の集落との間の道路の両サイドに、鳥獣被害防止の防護策が続いているのに驚いた。自分が檻の中の道路を走っているような錯覚を起こす。鳥獣被害対策は勿論大切なことであるが、ここまで進入してきているのかと、改めて野生鳥獣の繁殖と行動範囲の拡大に脅威ですら感じる。少し山あいの中に入ると、もうどちらが柵の中なのか分からない状況である。野生鳥獣被害対策を訴えてきた私にとっても、その効果以前に異様な情景に驚きを強く感じた。

 農家の皆さんも林業に携る皆さんも、余分な労力と費用負担を余儀なくされている。しかも、農作業等に大きな影響を及ぼしている。現況ではやむを得ない緊急的措置であり、決して恒久的な措置ではない。今後一部の地域を除き後継者も心配されるだけに、恒久的対策を早急に打ち出さなければならないと感じた。自然保護団体の皆さんは色々と主張されるが、多くなった野生鳥獣の個体整理をしていかなければ大変なことになる。私たちが日常の生活を営む生活圏内まで脅かしているこの現況は、人間が野生鳥獣から住みなれた地域から押し出されてしまうことになりかねない。県も熱心に対策を講じておられるが、今こそ根本的に見直しを図る必要がありはしないか。現状は想像以上に深刻な状況であることを再認識するときと思う。