現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

曖昧な日本外交に国民は嘆いている

 4日 先ごろ平成23年版防衛白書が発表された。その中で中国の東シナ海等において海洋覇権拡大をしていることに対し強い懸念を示している。更に周辺諸国に対する中国に示す姿勢を「高圧的」と指摘し、中国海軍等の活発な活動を「常態化」していると報告している。白書ではこのように中国の行動を脅威的と捉え懸念を鮮明にしている。納得できないのは、であるのなら何故尖閣諸島沖の衝突事件をうやむやにして、明らかに衝突を仕掛けてきた中国船の船長を、日本の法律の下で処罰もしないで返してしまったのか。

 しっかり日本の立場と姿勢を示さないで、今更改めて中国の姿勢を「高圧的」だ、活動を「常態化」だと記載する日本の考え方のほうがおかしい。白書の中で活字をもって異論を述べる前に、起きた事実を徹底究明し国内外に、まさに中国の高圧的で異様な行動を明らかにし、日本が正当な行動と事件処理をした立場を知らしめるべきではないか。ちぐはぐで曖昧な日本外交に国民は嘆いていることであろう。いや、少なくとも私はそう思う。民間では日中友好協会などを通じ積極的に友好努力をしているが、曖昧外交の下では逆に中国敵視感が働き、協会事業に参加しにくくなるのも現実的な課題でもある。

 総理を辞任すると言いながら重要政策を次から次へと打ち出す菅総理、それを制度上とはいえ何も手を打てない与党と内閣の閣僚、それをじっと我慢しているのかあきらめているのか分からない国民。本当にどうなってしまうのだろうか。日本はこのままの情況が続けば、日本の経済も国家も崩落の一途をたどることにはなりはしないか。アメリカが国財政の債務不履行を何とか回避した現在、日本も経済面で救われたのである。今度は日本の番である。何とか改善のために国会は真剣に取り組んでいただきたいものである。外交も内政も素人集団的政治を打破し、本当に日本国民の安全と幸せを実現できる政治集団を、与野党共に求めたいものである。