現在位置:ホーム»としみつTime'sトップ»記事別ページ

複雑な思いで受けた「小沢元代表の無罪」

 27日 司法の判断は「小沢一郎 無罪」。一般国民は腑に落ちない複雑な思いでこの報道を受けとめていると思う。今回問われた問題は政治資金規正法に関わる「虚偽の記載」である。東京地裁は検察側となる指定弁護人の主張をほぼ認定している。99%小沢元代表は虚偽記載にかかわり了承していたと認定したにもかかわらず、共謀して虚偽したことまで認定はしなかった。各報道は一斉に「小沢元代表は無罪」と大きく取り上げた。詳細まで詳しく分析すれば、争点となった「虚偽記載の関与」については、しぶしぶながらも結果を受け止めざるを得ないが、小沢元代表が取ってきた一連の行為すべてが「無罪」と受け止められるのだ。

 4億円という金額は私たち一般国民では途方もない手の届かない金額である。その出所も曖昧のまま、すべて秘書に任せていたなど、およそ庶民には理解できない行為まで「無罪」とは理解しにくい。どこのメディアも詳細な部分まで踏み込んで確認すれば、ある程度は「やはり問題は残されているのだ」と知ることができる。しかし、表面だけの「無罪」という報道では政治家は何をやっても咎められない。場合によっては新党結成時の前政党の残金であれば、貴重な国民の税金であるはずだ。本来国に返納するべき金であるかもしれない。これらにメスを入れないで、「無罪」という蓋をかけてしまえば、ますます既存政党離れに拍車もかかるのではないか。それよりも、国民の政治不信を助長させることの方が国家の一大事につながる。
 報道の仕方によって国を大きく左右させるだけに、見出し一つにおいても慎重に扱っていただきたいものである。

 更に国会の混乱を招いた張本人である小沢一郎元民主党代表は、今度こそ4億円の出処使用先の説明をしっかり国会で説明し、国民にも納得できるよう責任を果たしていただきたいものである。それにしても、こんなことでよいのだろうかと国民の大勢は嘆いていると思うが、現在の国会の情況では改善の期待すらできない。国民の利益よりわが身の利益を優先しているからである。確かに選挙によって「我が党」が主権をとれば、国民の利益につながる政治が可能になるとする理論は成り立つ。しかし「わが身の利益」を優先する情況は見え見えである。これでは国民の納得は得られないであろう。何回も同じことを言うようであるが「国会の先生よ、早く目覚めてくれ」と声を大にして言いたい。国民の多くは同じ思いであると思うが、この声は届くだろうか。このブログを読まれた国会の先生、是非お考えを聞かせていただきたいものである。残念ながら先ずは読んでくれる先生はいないだろうが・・・