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阿部知事の強いリーダーシップに期待

 3日 阿部知事が9月1日で初当選以来4年任期の折り返しの日となった。阿部知事の県政に取り組んできた2年間の県民の評価は総じて良い傾向である。阿部知事とは副知事時代を含め少しかかわりを持たせていただいたこともあり、そんな立場から忌憚のない意見とあわせ私の見た知事像の感想を述べてみたい。最近の知事とは身近で接したことはないので、正確な状況判断とはならないと思うが、あえて厳しく総合評価させていただければ、「ウ~ん、そうかな」と先ず思わざるを得ないというのが偽らざる気持ちだ。

 確かにフットワークも良く県民映りも決して悪くない。しかし知事としてのリーダーシップと絶対的信頼感を漂わせるパワーを感じ得ない。1年目は村井県政の予算消化の年として対象にはならないと思うが、構想日本を主体とした事業仕分けを強引に進めたなど、積極的に改革しようとするパフォーマンスだけは見受けられた。2年目の1年間を振り返ってみても、知事が長野県をどのような姿に導こうとしているのか分かりにくい。余り自分の考えを発信していないように見受けられるのだ。次を意識していないと言いながら、2期目を狙うがための慎重な姿勢と、無難な県民との接し方をしているように見えてならない。

 最近の言動や様々な検討会議、審議会などを立ち上げているが、自分の長野県の将来像が明確でないだけに、広く会議を持っても結論が出しにくい情況ではないかと感じる。副知事時代も職員に色々調査検討を指示しても、指示をしっぱなしで結果を県政に活かすのでなく、いたづらに職員を遅くまで残業を強いただけであったことも度々あった。最後まで指示した事案に対し自分が責任を取るからと言う姿勢でなく、自分が仕事をやっていると言う姿勢を見せているかのように単なるパフォーマンスであった。現在、丁度その繰り返しをしているように見えてならない。実際に中を知る情況でないので想像だけの見方であり、誤解があればお詫びをしなければならないが、表向きだけ知事に顔を向けている職員だけになり「裸の大様」にならなければよいがと思う。

 選挙さえ勝てば任期の4年間だけ無難に過せばよいという考えはないと思うが、リーダーは万が一あってはならないことだ。個々の県政課題のコメントは控えるが、長野県北部地震の災害復旧は誰が知事でも早急に取り組まなければないのは言うまでもない。ただ、新しい中期総合計画は少なくとも知事になって、まだ現行の中期総合計画の期間の終了年度を待たずに樹立させ執行したいと言っていた。さすが、この問題は私も現行中期総合計画の総括もしないまま実行することに、強く反対の意を唱えてきた。当然ながら現行中期総合計画の終了後に新中期総合計画をとなったが、あのときの勢いはどうなったかと疑うほどスローテンポであると思う。

 前述のとおり意見を単に聞いているだけでは先に進まない。しっかりリーダーシップをとっていただきたいと思う。一方的に辛口な知事評価になってしまったが、たまには違った角度から見つめる知事評価もよいのではないか。このブログでの私の考え方見方に誤解や間違いがあればご指摘いただきたいと思う。たちまち9月県議会が開会されるが県民の将来のために、大いに議会側も議論展開を望みたいものである。