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同意案件の重要性の欠如と国会運営の軽視では

 8日 国会で同意人事の案件でまたもめている。この問題も以前に私の考えを述べたところだが、ニュースになること自身残念なことである。国民の皆さんは何故事前報道にいけないと言うのかと思われると思う。確かに国民の皆さんにとって見れば大した問題ではないと映るが、議会側にしてみれば重要なことだ。それは、議会で同意か不同意かを議決を得なければならない「議会の同意案件」であるからだ。議会に同意を求めようとする人事案の詳細な中身を、議会に提示する前に報道機関が入手して発表することは、提案者側(政府側)が情報を議会提示前に漏洩させたことであり、議会側にしてみれば議会軽視につながると言うことになる。

 自民党も意図して漏らしたことではないと思う。以前にも福田内閣の時に日銀総裁の人事同意案件で迷走し長期間に渡って総裁不在を招いたこともある。政権の損失と言うより国民の様々な生活に影響がでるのが人事案件だ。同じ繰り返しを続けると言うことは、同意案件の重要性の欠如と情報管理の不徹底さ、国会運営の軽視・侮りにあると思う。報道機関は他社に先駆けてスクープとして取り上げたいと必至に情報収集に走るのは当然である。事務方の官僚か携った議員が、つい手柄の気になって情報を漏らしてしまう倫理上の問題だ。わずか数時間我慢していればすむ問題だ。

 自民党は経済再生をはじめ日本国にとっても国民にとっても重要な議案が目白押しの現状を重く見て、民主党だとか〇〇党がどうこうでなく、メンツをすてて速やかに謝罪をいれ、国会運営を正常化に戻すべきだ。政策に対する議論は大いに展開していただきたいが、このような類で大事な審議時間を無駄にしてはいけない。いや、そのような無駄な時間を費やす状況下ではないはずだ。二度とこのようなことのないように情報管理の徹底を図っていただきたいものである。人事案に対する与野党間のルールづくりはその後ですむ問題であろう。